2018年8月28日(火)付

北ア芸術祭 次回へ知恵 大町 イベント続々 機運高める

 大町市を現代アート作品で飾る北アルプス国際芸術祭の実行委員会(委員長=牛越徹市長)は、2020年の次回開催に向けたプレイベントを展開している。昨年の初回芸術祭以降も残された鷹狩山山頂の作品「信濃大町実景舎」は7月下旬から21日間の期間限定で公開され、441人の来場があった。9月1日からは芸術祭プレイバックイベントの開催も予定している。次回芸術祭への機運を高めようと実行委メンバーは知恵を絞っている。
わらの形代で病役よけ 大町・三日町 伝統行事「腹の神送り」

 子どもたちの「は〜らのかみおくれ」の声に続いて、太鼓の音が、どんどん。みこしを先頭に列が町内を練り歩く。
 大町市三日町で26日、「腹の神送り」が行われた。江戸時代、地区で赤痢が流行した際に、わらの形代かたしろに移したことが起源とされる伝統行事。戦後しばらく途絶えたが、昭和53年に再開、毎年の夏の終わりに続いている。
「皆でよらう」絆を力に 小谷村中土・諏訪神社 狂拍子・奴唄奉納

 小谷村中土の大宮諏訪神社の例大祭が26日、神社境内で開かれた。県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「狂拍子」と、神への五穀豊穣祈願と社会風刺が盛り込まれた「奴唄」などが奉納された。歴史ある珍しい祭りを見ようと、多くの氏子やツアーで訪れた団体観光客らでにぎわった。
かかしに囲まれ結婚式 サプライズ企画で仲間祝福 池田・堀之内 恒例の「なつ祭り」

 池田町堀之内の住民有志らは25日、地区内の土手周辺で住民手作りの「かかしなつ祭り」を開いた。のどかな田園地帯に、人間そっくりのリアルなかかし60体がお目見えし、趣向を凝らした演出で、見る人を楽しませた。
おおまちバルプラス 市内の33店 ワンコインで 9月1日 三蔵呑み歩きと同時開催

 大町市の大町まちづくり協議会は9月1日、「おおまちバルプラス」を中心市街地をメインとした市内33店舗で実施する。無料で入手できるパスポートを持参することで、飲食店での500円のワンコイン(一部例外あり)で味わえる特別メニューやドリンク、小売店の割引サービスなど市内の名店を気軽に楽しめる。
ハーモニカコラボで魅了 池田町創造館 室内楽奏者 和谷さん公演

 池田町創造館で25日、「和谷泰扶ハーモニカ・トリオ〜チェロとピアノに囲まれて〜」三井住友海上文化財団ときめくひととき第819回が開かれた。町と町教育委員会などが主催した。
 ハーモニカの国際コンクールで受賞を重ね、数々のオーケストラと共演、現在はソロ、室内楽奏者として活躍する和谷泰扶さんが、チェロの菊地知也さん、ピアノの荒尾岳児さんとトリオで出演。モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、ピアソラなどクラシックの名曲に、芭蕉布、こきりこ節など日本の歌を織り交ぜたプログラムを演奏。超絶技法と美しいアンサンブルで、会場を埋めた200人を超す聴衆を魅了した。
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