2018年10月3日(水)付

障害者スポーツ全国へ  大町山本さん、田中さん頂点目指す

 大町市常盤上一の山本舞さんと北山田町の田中葵さんは、福井県で13日に開幕する第18回全国障害者スポーツ大会に出場する。山本さんは100bなどで3回目、田中さんはフライングディスクで初出場。ともに、全国の頂点を目標に掲げ本番に向け準備を進めている。
 2人が出場するのは知的青年の部。昨年9月に開かれた長野県大会で山本さんが100b優勝。田中さんが、5b離れた標的の輪めがけ10回連続で投げて通過した回数を競うアキュラシーで1位、いかに遠くへ飛ばせるか競うディスタンスで2位となり全国への出場を決めた。
歩いて学ぶ里山文化 「白馬山麓めぐり」開講

 白馬村公民館の初企画「白馬山麓めぐり」の第1回が2日、開講した。昔ながらの里山文化が色濃く残る村の東側を中心に、総距離70`の山麓を一周する現地学習。民俗・日本思想史家の田中欣一さんを講師に、歩きながら広くて深い村の里山の魅力にじっくりとふれ、健康づくりにも役立てた。
 初回募集を行ったところ多数の申し込みがあり、抽選でシニア世代を中心とした25人の歴史愛好家らが参加した。
30年前の作品に再会 小谷中開校40周年記念 タイムカプセルお披露目

 今年開校40周年を迎えた小谷村の小谷中学校で9月29日、30年前の昭和63年10月に当時のPTAと生徒が埋めたタイムカプセルのお披露目会が開かれた。当時の全学年180人と教諭の作品が、現生徒や地域住民にお披露目され、30年の時に思いをはせた。
 タイムカプセルは開校10周年を記念しPTAとの共同事業として実施。記念碑を建てて厳重に密封されていたのを今月掘り返して保管していた。
「情報技術」1科で来春開校 池田の専門学校留学生限定40人募集へ

 池田町で専門学校の開校を予定する「日本アルプス国際学院」は1日、記者会見を町福祉会館で開き、2019年4月から情報技術学科の1科でスタートすると発表した。定員を40人とし、初年度は外国人留学生のみにしぼって募集。11月1日から仮願書を受け付けるとした。
 学院は今年6月末までに、学校法人設立の認可を県に申請。10月下旬に校舎予定の福祉会館の調査を受け、12月認可される見通しだ。情報技術学科はシステムエンジニアの育成などを目指し、信越情報専門学校21ルネサンス学院と提携、専任の講師3人を配置する予定だ。
キノコ栽培で女性雇用創出 信州安曇野ハナビラタケ松川パラオに工場開業へ

 松川村三軒家の商業施設パラオ内に、キノコ生産会社「信州安曇野ハナビラタケ」が開業を計画している。シングルマザーなどが安心して働ける場所を目指し、栽培工場の従業員はすべて女性を予定する。都市部からの移住促進や地元の雇用創出にもつなげる考えだ。年内の開業を目指し、村に開発を申請をしている。
 代表の秋山優さん=安曇野市穂高北穂高=は東京都で飲食業に従事。病気をきっかけに安心安全な農業に携わりたいと、3年前に安曇野に移住した。ふるさとで子育てに取り組むシングルマザーの友人らの姿を目にし、女性の自立を支援しようと起業を決意。健康食品として注目されるハナビラタケの生産に着目した。
 同社によると、ハナビラタケは白い花びらのような姿とコリコリとした歯ごたえが特徴。全国でも流通量が少ないという。
谷川俊太郎の詩とコラボ 松川・Life展「みんないきてる」開催中

 松川村の安曇野ちひろ美術館で、絵本画家・いわさきちひろの生誕100年を記念した今年最後の展覧会「Life展」の第4弾「みんないきてる」が始まった。「いのち」をテーマに、詩人・谷川俊太郎さん(86)の無限の広がりが感じられる詩と、小さな命のいとおしさを描き続けたちひろの絵が共演する。
 展示は3部構成。1部では、谷川さんの膨大な詩の中から選んだ8点を、ちひろの絵と合わせて展示する。作品を見比べることで新しい世界を発見してもらおうと、あえてキャプションは付けない。
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