2018年10月13日(土)付

ロボット活用しICT学習  大町推進協発足11月から講座

 大町市でロボットを活用したプログラミングなど情報通信技術(ICT)を学ぶ先進的な取り組みが始まる。市内の小学6年生を対象にしたプログラミング講座が11月から来年2月まで全7回開かれる。ロボットの「NAO」(Softbank Robotics)を教材とし、ロボットを使って市内の観光情報を発信するプログラムの作成に挑戦する。
 講座などを運営する市ICT学習活動推進協議会が12日、発足した。市はICTを通じた交流や学び合いの場を創出することで、人づくりや生涯学習活動の充実に加え、プログラミング教育の2020年の義務教育化を見据え準備を進めてきた。
 委員は、信州大学総合情報センターやNECフィールディング、AIロボットコミュニケーションなど研究機関・IT関連企業、市関係者ら9人。設立総会は市総合情報センターで開かれ、信大総合情報センターの鈴木彦文准教授を会長に選んだ。
18年ぶり白馬で再会 長野五輪国際交流員アネットさんドイツから来村

 長野五輪時に白馬村に滞在し、村と友好提携を結ぶドイツ・オーバービーゼンタール市との交流のきっかけをつくったアネット・ユンケさん(49)が12日、18年ぶりに白馬村を訪れた。当時から交流していた住民らと懇談し再会を喜んだ。
 アネットさんは国際交流員として3年間滞在し、村役場オリンピック課や観光課で職員の支援やボランティア養成などに関わり、ドイツ人の視点を地域に役立てた。村内でさまざまな人と触れ合い、海外交流を望むコーラスグループに同市を紹介するなど、交流のきっかけもつくった。
「焼きりんごをつくろう」 松川 ちひろ美で秋の味覚満喫

 松川村の安曇野ちひろ美術館はこのほど、「ちひろの秋レシピ焼きりんごをつくろう」を同館周辺で開いた。焼きリンゴ作りやリンゴのもぎ採り体験などを通して、信州の秋の味覚を満喫した。
 川西の東印平林農園を訪れた。代表取締役の平林達彦さん(42)が「リンゴトーク」を行い、リンゴ作りの苦労やおいしいリンゴの見分け方などを紹介。シナノスイートのもぎ採り体験を行った。参加者たちは、たわわに実ったリンゴの中から、成熟具合を確かめながら、もぎ採りを楽しんだ。
子ども服をリサイクル 大町児童センターで18日まで

 大町市児童センター(田中美和子所長)で12日、「衣服リサイクルコーナー」が始まった。子ども服を中心に育児用品などが多数集まり、初日から幼い子どもを連れた母親など大勢の来館者でにぎわっている。館内図書室を整理して出てきた児童書や図鑑なども配布している。18日まで。
 開催は開館時間に合わせて午前8時半から正午までと、午後1時から5時まで(最終日は午前中のみ)。問い合わせは児童センター電話0261-22-0741まで。
県大会制しソフト全国へ 大町ハイシニア 初のベスト8目指す

 大町市のソフトボールクラブ「大町ソフトクラブハイシニア」が、20日から22日まで大分県で開催される「第13回全日本ハイシニアソフトボール大会」に長野県代表として出場する。長野県大会を制し2年連続5回目の出場となる。全国の強豪48チームが競い合う大会で初のベスト8を目指す。
 ハイシニアソフトボールは66歳以上の選手が出場する。長野県大会は7月に大町市運動公園多目的広場で開催され、県内から13チームが出場した。
 大町ソフトクラブは、2回戦でオール穂高ハイシニア(安曇野市)を10対0、続く準決勝で強豪の南信州SSC(箕輪町)を10対0といずれも零封し、危なげなく決勝戦に進出。5連覇中のイ〜ナちゃんハイシニア(伊那市)を5対1で破り、見事優勝を果たした。
多彩な楽器に心込め 大町市民吹奏楽が定演

 大町市民吹奏楽団の第24回定期演奏会はこのほど、市文化会館で開かれた。年に一度の舞台で、団員ら約50人が会場いっぱいの来場者に向けて、多彩な楽器の音色が重なり合った心を込めた演奏を披露した。
 第1部では「吹奏楽のための民話」や「ペンスルダトゥの3つの冠」「DEN―GAKU」などオーソドックスな曲、第2部ではディズニー映画・アラジンのメドレーやジェラート・コン・カフェなどの曲を通じてさまざまな世界を「旅」できるような構成。随所にトランペットやチューバ、クラリネットなどのソロパートが設けられ、力強い響きを聞かせていた。手拍子などで来場者も参加できる場面もあり、来場者が一体となって音楽を楽しんでいた。
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