2018年10月20日(土)付

空き店舗活用し交流拠点 大町駅前の旧せきや薬局25日「ゆいせきや」に復活

 大町市のJR信濃大町駅前で6年間空き店舗となっていた旧「せきや薬局」(仁科町)が25日、交流拠点「ゆいせきや」として復活する。40年近く薬局を営んだ地で、創作などを通じて人々が集う場所をつくろうとシャッターを再び開けることを決意。「ゆい(結)」には仲良く、手を携えるという願いを込め、人々を迎える。
 せきや薬局は昭和40年ころに開業し、地域に信頼され営業してきたが平成24年春に閉店した。店主だった神戸(ごうど)清重さん(74)が「ゆいせきや」の代表を務め、妻・千代子さん(74)が企画を担当する。「駅前なのにシャッターを閉めておくことに気が引ける思いだった」と話す千代子さんは、薬局営業中は忙しくなかなかできなかった好きな創作活動に打ち込む中で「自分もみんなも楽しめる場所づくりをしよう」と今年の初夏ころから計画をはじめ、室内も改装した。
豊作心込め育てた紫米 白馬北小児童が収穫作業

 白馬村の白馬北小学校3年生61人は16日、プランターで育てた紫米の収穫作業を行った。小さな容器の中で立派に育ち、頭を垂れている稲穂に慎重に鎌を当て、大切に収穫した。
 紫米の栽培は、2年生の時に「白馬のお宝をみつけよう」という学習でかるたを作ったのがきっかけ。白馬の特産物の紫米が青鬼地区で作られているのを知って紫米に興味を持ち、自分たちでも育ててみたいと思い、今年から取り組んだ。村から苗を分けてもらい、一人一人が自分のプランターで苗を管理。夏休み中も家に持ち帰って水やりや草取りをして観察を続け、心を込めて育ててきた。
思い思いのリースに満足 小谷村図書館ハロウィン工作教室

 小谷村図書館どんぐりはこのほど、恒例の工作教室を開いた。日本にも秋のイベントとして定着し、今月末に世界各国で行われるハロウィンイベントに先立ち、ハロウィンにちなんだ「ハロウィンリース作り」を楽しんだ。
谷川俊太郎さんちひろ語る 松川 トークショーと詩の朗読

 松川村の安曇野ちひろ美術館は、開催中の展覧会のコラボレーション作家である詩人・谷川俊太郎さん(86)による「トークと詩の朗読」をこのほど、すずの音ホールで開いた。『いわさきちひろの生誕100年「Life展」みんないきてる谷川俊太郎』の関連イベントとして開催。県内外から約220人が来場し、詩人の目から見たちひろの絵の魅力や、作品づくりへの思いなどに触れた。
 ちひろの絵を大胆にトリミングしたものに谷川さんが詩をつけた絵本「なまえをつけて」から、絵をスライドで紹介しながら詩を朗読した。ちひろの絵にコラボした連作詩や展覧会のために書き下ろした詩、新作の詩集などからの詩を朗読した。
ガイド本片手に地域巡り 11月1〜4日安曇野スタイル105会場で

 ガイドブックを片手に安曇野のアートや食、暮らし、自然などに触れる回遊型のイベント「安曇野スタイル2018」が11月1〜4日、安曇野市、池田町、松川村で開かれる。105会場で136組が参加し、安曇野の魅力を発信する。今年で14回目。
 地元の地域おこし協力隊や大学生、デザイナーなどで構成する同運営委員会が主催。会期中は作家の工房やギャラリー、美術館、飲食店、宿泊施設などで、作品の展示やワークショップ、特別メニューなどを用意して来場者を迎える。
 池田町の地域おこし協力隊で運営委員の勝俣ゆき子さん(41)らの案内で、町の魅力を紹介しながら参加会場をバスで巡る「池田おもてなしツアー」を初開催する。日時は1、2、4日の午前10時〜午後3時。参加無料(別途昼食代)。申し込み締め切りは25日。
お買い物で「食品」学ぶ 大町はなのき保育園児が体験

 大町市若宮町のはなのき保育園(中島恵里子園長)の年長組園児16人が19日、健康な食生活を送るために食の知識を身に付ける「食育」の体験学習に参加した。市内のスーパーマーケット・デリシア大町店で「お買い物ゲーム」に取り組み、野菜や果物を実際に購入し、種類や選び方、値札の見方など、食生活に必要な知識を学んだ。
 栄養についての教室では、赤(タンパク質)・黄(炭水化物)・緑(ビタミン・ミネラル)の三食食品群についてキャラクターを用いて説明。「キャベツは緑!」など、普段食べている食品がどこに当てはまるのかを園児たちは考え、バランスの良い食事の大切さを学んだ。
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