2018年11月2日(金)付

3年ぶり100万人達成 関電トロバスラストイヤー飾る

 一大山岳観光地の立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口となる大町市の扇沢駅と黒部ダムをつなぐ関電トンネルトロリーバス(トロバス)のシーズン乗車数が1日、3年ぶりに100万人を達成した。トロバスのラストイヤーを飾る大台回復に関係者は安堵した。トロバスの運行は残り1カ月を切った。
 乗車100万人達成記念セレモニーが行われた。扇沢午前10時発の便を待っていた三重県松坂市から家族で訪れた須照代さんにちょうど100万人目が知らせられると、周囲の乗客や駅関係者から大きな拍手が沸き上がった。
白馬の絶景テラスにぎわう マウンテンハーバー新スポット入り込み好調

 白馬村岩岳山頂に10月に開業した絶景テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(白馬マウンテンハーバー)」。毎週末に冬シーズン並みの入り込みがあり、名実ともに白馬の新スポットとして好スタートを切っている。11月1日も、平日にもかかわらずにぎわい、山の風景やベーカリーカフェを楽しんでいる観光客の姿が。家族客やペット連れの姿も見られた。
 この日はテラスや屋内のカフェ席に午前中から常時50〜60人ほどが滞在し、眼下に広がる紅葉を楽しみながらサンドやコーヒーを味わっていた。対面した白馬連峰山頂は惜しくも雲がかかっていたが、その下から雪景色ものぞき、景色の満足度は高かった。
職人に学ぶ猫つぐら=@小谷わら細工技術継承へ講座

 小谷村北小谷の深原移住おためし住宅を会場に15日から毎週火曜日と木曜日の週2回、村内在住者または出身者を対象とした「猫つぐら職人養成講座」が開かれる。6日まで参加希望者を募っている。
 猫つぐらは、わらを釣り鐘のように編み上げたわら製の工芸品。村では昔からわら細工を豪雪期の手仕事として、さまざまな日用品が作られてきたが、近年は高齢化により作り手が減少。「この技を絶やすわけにはいかない」と、昨年から「小谷の技をつなぐプロジェクト」が発足した。伝承技術を受け継ぐ職人を村独自の「おたり藁(わら)細工職人」に認定し、新たな職人が少しずつ誕生している。
模擬投票で選挙を理解 池工3年生 県選管が出前講座

 池田町の池田工業高校で1日、県選挙管理委員会による選挙出前講座が開かれた。3年生約90人が本物さながらの模擬投票を体験し、選挙制度への理解を深めた。
 講座は選挙権年齢の18歳以上への引き下げを受け、若者に政治や選挙に関心を持ってもらおうと開講した。県選管の田牧賢一さん(42)が講師を務め、選挙の基礎知識や投票の方法を解説。「若者の投票率が低く、政治に声が届かない。関心を持って自ら選択をしてほしい」と呼び掛けた。
 会場に町選管の投票箱や記載台を持ち込み、実際の投票所を再現した。生徒たちがスクリーンに映し出された模擬政見放送を参考に、候補者役が掲げた観光振興や災害対策などの政策に耳を傾け、投票先を選択。投票箱に一票を投じた。
絵本のお菓子で夢届ける 松川村図書館と村公民館 「ぐりとぐら」巨大カステラ制作

 松川村図書館と村公民館はこのほど、絵本『ぐりとぐら』の世界を再現した巨大なカステラづくりをすずの音ホールで行った。小学生と園児12人と保護者らが参加し、お菓子づくりを通して絵本の世界に親しんだ。
 松本市の女性有志らでつくる食育団体「にこにこフライパン」が協力。卵150個、粉5`c、牛乳3gなどの県産食材を使い、グループごとに協力して150人分の生地を作った。中庭で、直径90a・深さ15aの特注フライパンに生地を流し込み、炭火で2時間近く焼いた。
丹精込めた大輪&タぶ 大町市文化祭きょうから菊花展

 第93回菊花展(大町市と大町公民館主催、市秋香会共催)が2日から、市文化祭に合わせて開催される。今年は競技花や縣崖(けんがい)、三本立など9部門に235品が出品され、市文化会館西駐車場の展示会場を見事な大輪が彩っている。10月31日には審査会が開かれ、各部門で優等首席、2席、3席を選考した。
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