2018年11月3日(土)付

学びの成果で秋満喫 大町市文化祭開幕4日まで

 大町市文化祭・大町会場(市と市教育委員会主催)が2日、大町公民館・市文化会館で開幕した。市民団体やサークルが学びの成果を披露する作品展の他、フラワーアレンジメント展、体験教室や物産販売などが行われ、「文化の秋」を満喫する市民でにぎわっている。4日まで。
 秋晴れの青空の下で行われたオープニングセレモニーでは、はなのき保育園の園児31人が歌と踊りを発表し、会場を沸かせた。牛越徹市長は「市民の皆さんが1年間の成果を発表する場。陶芸や菊花展など、市民の生きがいになるような文化祭になってほしい」とあいさつした。
神城地震の研究に注目 白馬村文化祭多彩な展示4日まで

 第48回白馬村文化祭が2日、ウイング21を会場に始まった。アリーナでは、子どもから大人までサークルや個人約30数組による作品を展示。神城断層地震について研究した岐阜県の高校生(平成27年度当時)の立体地図や研究発表パネルなども飾られ注目されている。
 地震の研究は、当時岐阜県立大垣北高校2年で現関西大学の山口愛加さんが制作。立体地図を通して、活断層の様子を考える内容。もともと地質に興味があり地元の断層の研究に取り組んでいた山口さんは、スキーなどで訪れていた白馬村が地震に遭ったことを知り、現地を訪れつつ調べた内容を精巧な地図にまとめ上げた。平成28年1月、第19回全国児童生徒地図優秀作品展で文部科学大臣賞を受賞。今年9月に、村に寄贈された。
池田の芸術文化に触れる 町公民館で催し4日まで

 池田町の芸術文化に触れる「町芸術文化週間」(町芸術文化協会・町公民館主催)に合わせた催しが4日まで、町公民館で開かれている。10月31日は「風流寄席」が開かれ、寄席の演芸を笑いとともに楽しんだ。
 芸文協団体「風流亭」のメンバー3人が登壇した。「はあぶ」こと中村香さん(55)=渋田見=は、紙をはさみで自由自在に操る紙切りを披露。飾り餅や招きネコ、卵からヒヨコ、満月からウサギなどの形を瞬時に切り抜き、会場を沸かせた。
実りの秋 祭りにぎわう 松川のちひろ公園で収穫祭

 松川村の第14回安曇野まつかわ秋祭り収穫祭(実行委員会主催)がこのほど、同村の安曇野ちひろ公園トットちゃん広場で開かれた。村内の団体が農作物や加工品などを持ち寄り、多くの来場者が実りの秋を満喫した。手作り品などを販売する「おさんぽマルシェ」と合同開催。
 イベントは信濃国松川響岳太鼓子供会による勇壮な演奏で開幕。特産のリンゴや野菜、花苗などの直売、ケバブや五平餅などフード類の販売、餅つき、餠まき、抽選会などが行われた。地元産黒豆で作る村の新たなB級グルメ「黒豆コロッケ」の振る舞いも人気を集めた。
「見て!大きいのとれたよ!」 大町幼稚園中村農園でリンゴ狩り

 大町市東町の大町幼稚園(早川民次園長)が1日、大原町の中村農園(中村敬一郎代表)にリンゴ狩りに出かけた。真っ赤に実ったリンゴに自然の恩恵を感じながら丁寧にもぎとり、後日、近隣施設へ届け感謝を伝える。
 中村代表がおいしいリンゴの見分け方や上手なもぎ取り方などを教えた。リンゴの大敵≠ニしてヒョウや台風などの自然災害を挙げ、「今年もしっかり、しがみついていてくれて真っ赤に大きくなった。できるだけ大きく蜜がたくさん入ったおいしいリンゴを見つけて」と呼び掛けた。
 園児たちは高く伸びたリンゴの木を見上げ「あれが一番大きい」「私はあの真っ赤なリンゴにする」と選んだ。58人の全園児が、1人2つずつのサンフジをもぎ取り「見て!大きいのがとれたよ」と瞳を輝かせていた。
青空、雪山、紅葉鮮やか 白馬

 秋晴れに恵まれた2日、白馬村では白い雪をまとった白馬三山が眺められた。里の紅葉と青空に挟まれた白い山々の見せる3色の彩りに、観光客たちがカメラやスマートフォンのレンズを向けてシャッターを切る姿が見られた。
 この日、朝から青く映えた空が広がり、わずかに山肌にかかる雲も風に次々と姿を変え、白い山頂があらわになっていた。名所として知られる白馬大橋では、次々と観光客やカメラマンが訪れ、山々にレンズを向けていた。
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