2018年12月29日(土)付

奥原希望さん凱旋 プロ転向東京五輪へ決意

 リオ五輪バドミントン女子シングルスで銅メダルに輝くなど世界で活躍する大町市常盤上一出身のバドミントン選手・奥原希望さん(23)=大町南小、仁科台中、大宮東高卒=が28日、市役所に牛越徹市長を表敬訪問した。「けがなく1年を戦いきるという目標をクリアできたと思う。プロに転向し環境が新たになり、来年から東京五輪のレッスンが始まり結果を求める時期。結果に対して貪欲にいきたい。たくさんの人に応援してもらえたらうれしい」と、プロ転向の心境や2020年東京五輪に向けた決意を語った。
 奥原さんは午後3時半ころ、市役所に到着。多くの市民や職員から拍手で迎えられた。花束を受け取り、牛越市長とがっちりと握手を交わし、久しぶりの故郷に安堵あんどの表情を浮かべた。
仕事納め新年へ準備 大北の官公庁平成30年の業務終了

 大北地域の市役所・町村役場、国・県出先機関などの官公庁は28日、「仕事納め」となり平成30年の業務を終えた。
 大町市役所では仕事納め式の後、終業時間に合わせて各部署で大掃除が始まった。職員たちは1年間の職場の汚れを落とし、すがすがしい新年を迎えるための準備を整えた。総務課庶務係では、カレンダーを来年用に張り替えるなど年越しの準備に追われた。
 市町村など各官公庁は、1月4日が仕事始めとなる。
大正情緒で「ゆるり」と 白馬新田の尾川さん 築150年古民家を宿

 白馬村北城新田の尾川耕さんは、借用している古民家の一部を貸別荘(コンドミニアム)タイプの宿「古民家の宿ゆるり」として営業している。大正レトロの日本情緒を感じさせる宿に仕立て、「訪れた方がのんびりできる宿にしたい」と願いを込める。
 宿は築150年の古民家で、ゆったり過ごせる30坪ほどの広さ。1日に1組(1?6人)と受け入れ数を絞り、館内に懐かしのレコード盤や古民家に関わる資料などを飾ることで、日本家屋でゆったりしたひと時を過ごせる雰囲気を醸した。この冬は窓から雪を被った庭園を見ることができるようになった。これまでの宿泊客の中には、レコードを聴いて過ごした人もいたという。
相互に連携し協力 松川村中電と災害協定締結

 松川村は27日、中部電力電力ネットワークカンパニー長野支社安曇野営業所大町サービスステーションと、災害時に相互連携・協力を図るための災害協定を結んだ。
 協定によって、災害時の活動拠点に早期に電力が供給される他、停電や復旧の情報が提供される。村は災害復旧に必要な道路の倒木や除雪などの道路啓開処置を行う。災害時に支障となりうる樹木の事前伐採や、復旧活動に必要な物資や機材類の集積所の提供なども盛り込んだ。
学習成果そば打ち技能認定 大町 八坂中3年生10人に授与

 大町市の八坂中学校(平林伸一校長)は今年も、ふるさと学習の一環として「そば学習」に取り組んできた。2学期最終日の26日、音楽室で「そば打ち技能認定証授与式」が開かれ、3年間かけて学んできた3年生10人が、認定を受けた。
 ソバの栽培からそば打ち技能講習までを一連の流れとして学ぶ学習。地域の伝統食であるそばを学び、次の世代へ伝承しようと昭和58年にスタート。平成2年度より認定証授与が始まり、延べ411人が受け取った。
独居高齢者におせちを 大町ゆずり葉健康長寿願い調理

 大町市常盤上一のボランティアグループ「ゆずり葉の会」(西澤純子会長)は、常盤地区の一人暮らしの高齢者に届ける正月用のおせちづくりに精を出している。会員たちは27日から上一基幹センターに集まり、「健康長寿」の願いを込めて調理している。
 今年つくるおせちは96人分。エビの姿煮や数の子、なますに煮しめなど、約25品目を重箱に詰めて正月を彩る。
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