2019年1月5日(土)付

時代の節目に気持ち新た 大北各地で仕事始め式

 平成最後となる31年の正月休みが明けた4日、大北地域の事業所や官公庁では仕事始めの式が行われた。職員たちが、時代の節目を迎える新たな年の業務開始に向けて気持ちを新たにした。
 大町市では、市役所に初出勤した本庁や支所、各関係機関の職員約150人がそろい、新年のあいさつをした。20年間の永年勤続者16人、15年無事故無違反の交通安全優良運転者2人、職員提案褒章3件も表彰された。
 年明けから池田町では竹内延彦教育長(前県次世代サポート課次世代育成推進幹)、白馬村では横山秋一副村長(前観光課長)も着任した。
4年連続警察犬2頭を嘱託 大町署の捜査活動に協力

 大町署で4日、警察犬嘱託書の交付式が開かれた。管内から警察犬指導手2人と飼い犬2頭が任命され、行方不明者の捜索や容疑者の追跡など警察活動に協力する。任期は1月1日から1年間。
 2頭はいずれも犬種がシェパードの5歳の雌で、梅澤實さんの「ホルダ」と、日向誠さんの「ヤッツ」。においの識別などの厳しい訓練を乗り越え審査会で合格、4年連続で嘱託された。
 梅澤さんは約30年間で10頭、日向さんは約10年間で3頭の警察犬を育てたベテラン指導手。昨年は行方不明の捜索など、合わせて5回の出動があった。
国営アルプスあづみの公園堀金・穂高 冬チューリップ1万2000本

 濃淡も鮮やかな赤、黄、紫、ピンク、オレンジなど色とりどり。8種類、約1万2000本のチューリップが咲き競い、窓の外は雪と氷の森。
 国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区は2日から、インドアガーデン「ようこそ、お花の国へ-アイスチューリップの庭-」を開いている。春に先がけ、園内のあづみの学校・多目的ホールで開くインドアガーデン。球根を特殊な冷蔵方法で保存、開花時期を調整したアイスチューリップを展示している。
 会期は20日まで、見頃は開花状況による。午前9時半〜午後4時(6日までと12〜14日は午後9時まで)。会期中7、15日休。
蔵のシンボル新しい酒林 大町薄井商店杜氏作の「杉玉」飾る

 大町市の白馬錦醸造元・薄井商店(薄井朋介社長)はこのほど、新しい酒林さかばやしを酒蔵の前に掲げた。新酒が出来たことを知らせる伝統的な看板で、シンボルであり、守り神。杉の葉を束ね、丸く刈り込んだ形から「杉玉」とも呼ばれる。
 今季の酒林は小谷の杉の葉を使い、忙しい寒仕込みの合間に松浦宏行杜氏が作った。直径約70a。しめ縄、紙垂しでは蔵人の作で、しめ縄には蔵人が市内で栽培した酒米・美山錦のワラが使われている。松浦杜氏は酒林を見上げながら「やっぱり鮮やかな緑色が映えますね。気持ちも新たに引き締まります」と話した。
一年の健康願う 大町市総合福祉センター公衆浴場 利用者におしるこ振る舞う

 大町市社会福祉協議会は3日、市総合福祉センター内の公衆浴場を臨時営業した。社協職員やボランティアが新年の幕開けを祝って、縁起物のお汁粉を利用者に振る舞い、一年間の健康を願った。
 市社協は年末年始に浴場の利用を求める住民の要望に応え、12月29日と30日、1月3日を特別に開業。あわせて公衆浴場のPRを図り利用率の向上につなげようと、振る舞いを企画した。
雄大な県内の風景撮り続け 大町の村岡さんカメラがライフワーク

 ため息が出るほど美しい紅葉に、色彩豊かな草花、雄大な北アルプス。自然の息吹が感じられる写真がテーブルの上に広げられた。大町市常盤上一の村岡清隆さんは、カメラをライフワークとして、長年県内各地の景色を収めてきた。県内のフォトコンテストでも数々の入賞を誇る。「満足してはいけない。いつまでたっても勉強」と話す。
 小学生のころからカメラに興味を持ち、仕事を退職した10年前から本格的に各地に赴き撮影してきた。フォトコンテストにも精力的に出展し、昨年は「信州・北アルプス山麓〜私の一枚〜」で池田町議会議長賞、「明科いいとこ撮ろうかい写真コンテスト」で最優秀賞、「弘法山古墳桜まつりさくら写真コンクール」で金賞などを受けた。「こんな
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