2019年1月19日(土)付

住民の安全へ消防の声 北ア広域職員意見発表会平林さんが最優秀賞

 第40回北アルプス広域消防職員意見発表会が18日、大町市の北ア消防本部で開かれた。職員10人が出場し、日常の業務や生活の中で気付いた救助活動での改善点などについて意見を発表。最優秀賞には、2年連続で大町消防署の平林優希さん(26)「住民型マーキング」が選ばれた。来月12日に上田市で行われる県消防職員意見発表会に出場する。
 荒井今朝一市教育長や大糸タイムス社の水久保節社長などを審査員に、発表内容や意見性、表現力などを評価した。
 参加者は持ち時間5分の中で意見を主張。救助作業中の様子などを小型デジタルビデオカメラで撮影し、現場での救助法や資機材の使い方を学ぶ提案や、義務教育期間中に応急手当を学ぶことを義務化する提案などがあった。
ゲレンデで女性交流30人 八方尾根 レディーススキーヤーズパーティー

 白馬村の女性スキーヤーでつくる全日本レディーススキークラブ(丸山美保子会長)白馬支部は17日、女性同士で楽しくスキーを滑るイベント「第21回レディーススキーヤーズパーティー」を白馬村の八方尾根スキー場で開いた。村内外からの女性参加者や会員ら総勢約30人が五輪会場だったゲレンデを仲良く滑り、スキーの楽しさを再確認した。
 参加者たちは記念写真に納まった後、「甘口」「中辛」「激辛」と技術に合わせたグループに分かれてゲレンデに繰り出し、スキーを楽しんだ。昼には、うさぎ平テラスで共に昼食をとって交流を深めた。
後輩に「一年の学び」披露 池工3年生課題研究の発表会

 池田工業高校は18日、3年生が取り組む課題研究の発表会を開いた。電気情報システム科の生徒32人が、地元企業での研修や大学との連携授業などで学んだ一年間の成果を2年生に披露した。
 同校では3年生が課題研究の一環で、地元企業で実践的な技能を学ぶ「池工版デュアルシステム」や大学で先進的な研究に触れる高大連携授業などを選択している。今年は町の地域交流センター建設を地元高校として盛り上げようと、展示用の特急あずさの緻密な模型を製作する2年がかりのプロジェクトが稼働。車体や運行システム、駅舎の音楽などを分担した各グループが、進捗(しんちょく)状況を報告した。
本で振り返る「平成」 31日まで 松川図書館にコーナー

 新しい元号に変わる「平成」最後の年を迎え、松川村図書館は31日まで、「図書館でふりかえる平成時代」コーナーを特設している。30年間の出来事を追う年表とともに、ベストセラーや話題作など計約100冊が並んでいる。
 特設コーナーには平成元年に発売された吉本ばななさんの『TUGUMI―つぐみ―』から、世界で最も売れた「ハリー・ポッター」シリーズ、昨年の『漫画 君たちはどう生きるか』まで各年のベストセラーを紹介。他にも図書館スタッフが時代を代表する話題作を選定し、詩集や小説、エッセイなど多彩な作品を貸し出している。
天然氷のスケートリンク準備 大町 開場へ冷え込みに期待

 大町市の冬の風物詩となっている天然氷のスケートリンク「西公園スケート場」や常盤運動場のスケートリンクの利用に向けた準備が進んでいる。大町市スケートクラブでは、今月初めから水をまくなどグラウンドを整備しているが、今年は少雪や好天が影響し、使用できていない。同クラブの中村悦夫会長は「気温が氷点下7度くらいまで下がらないと氷が緩んでしまう。降雪があり、1日、2日凍みれば良い氷になるだろう」と気温の冷え込みを期待している。
建立200年節目の初庚申 大原町仁科庚申堂古式ならい法要23日

 今年最初の庚申(かのえさる)の日にあたる23日、大町市大原町の仁科庚申堂(こうしんどう)で、平成最後の初庚申が行われる。庚申堂は今年建立200年の節目を迎えた。200年間一度も絶やすことなく続いてきた初庚申の大般若経転読法要では、五穀豊穣や家内安全、合格祈願などの願いが込められる。
 法要は午前10時からと11時からの2回。前日からは、氏子や年番がお堂に泊まり込み、火を絶やさないなど、古式にのっとり行われる。
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