2019年2月2日(土)付

ニホンライチョウ公開 3月15日から大町山博増殖成果を紹介

 市立大町山岳博物館は1日、現在、山博で飼育するニホンライチョウ6羽のうちメス1羽を3月15日から公開すると発表した。公開するライチョウは平成29年7月2日にふ化した山博で生まれ育った個体で、新飼育舎でガラス越しに見学が可能に。山博における絶滅危惧種ニホンライチョウの増殖事業の成果に触れることができる。
 同館によると、公開するライチョウは順調に成長しており、約28cだった体重は500cまで増えた。現在は冬姿で真っ白だが、公開時には夏羽が生え始めるという。公開場所の飼育面積は11平方b。飼育室内観察室では、ライチョウの暮らしや保全の取り組みを紹介するコーナーもある。
 公開時間は当面、午前11時から午後3時まで。ライチョウの状況次第で、公開日の延期や時間の短縮、入場制限がある。
コーヒー片手に地域交流 月1回開催集落の社交場「白馬町カフェ」

 白馬村の白馬町公民館を会場に、住民主体型の認知症・介護予防事業「白馬町カフェ」が開かれている。集落単位の小さなエリアに限定した社交場≠ナ、気心の知れた仲間や地域の人々と、コーヒーを飲みながらゆったりと交流を深めている。
 同村では毎月1回、認知症に関心のある誰もが気軽に集まり、仲間づくりや情報交換を行う集いの場「いろりカフェ」を開いている。
民謡やおやきで国際交流 小谷中東大留学生が来校

 小谷村の小谷中学校で1月28日、スキー講習会で村を訪れている、東京大学の外国人留学生と中学生との交流会が開かれた。東大で学ぶアジアやヨーロッパ出身の10の国と地域から、21人の留学生が来校。全体交流会での歓迎式と、1年生主催の交流会が行われ、国際理解を深めた。
 生徒は盛大な拍手で一行を出迎え、太鼓演奏や校歌斉唱で歓迎した。生徒会長の内川洸さんは「皆さんようこそ小谷中学校へ。私たちと楽しい時間を過ごしましょう」と英語で歓迎のあいさつを述べた。
雪の中で「鬼はそと!」 美麻保と親子教室節分へ合同豆まき

 3日の「節分」を前に、子どもたちに日本の年中行事を体験してもらおうと保育園などで、豆まきが行われている。大町市の美麻保育園(青島美どり園長)では1日、地区内の親子教室「パンダクラブ」を招き、雪景色の中、合同で豆まきを楽しんだ。
 同園の17人の園児と、親子たちが参加。「お腹の中のイヤイヤ鬼、怒りん坊鬼、意地悪鬼をやっつけよう」と士気を高め、年の数だけ福豆を食べて、保育士が扮した鬼を退治した。
信州花フェスタ4月25日〜6月16日 劇団四季やちひろも共演=@概要発表メイン会場で多彩な企画

 大町市などがサブ会場となる「信州花フェスタ2019〜北アルプスの贈り物」(4月25日〜6月16日)の概要発表記者会見が1日、県庁で開かれた。メイン会場の松本平広域公園では、劇団四季やいわさきちひろ、プラントハンターとして知られる西畠清順さんなど、信州ゆかりのアーティストによる特別企画展が行われる。
 大町市に倉庫や記念館を有する劇団四季の展示は4月25日〜5月19日。「赤毛のアン」のグリーンゲイブルズの家や「ユタと不思議な仲間たち」の一部背景など、花と緑にちなんだ大型舞台装置を展示し、俳優によるトークショーも企画する。松川村に美術館があり、信州を愛し花と子どもを描いた画家・いわさきちひろ展は5月25日〜6月16日。「花とあそびの庭」と題し、ちひろの絵に出る花を大きく展示し、絵本の中に入ったかのような体験が楽しめる。
穴釣り解禁判断保留 中綱湖7日に最終判断

 大町市平中綱湖のワカサギの穴釣り解禁に向けた調査が1日、行われた。穴釣りを行うのに十分な氷の厚さを満たしていないため、実施は延期となった。7日に再度調査し、今シーズン実施できるか最終判断する。
 1日、湖を管理する青木湖漁業協同組合は大町署員立ち会いのもとで結氷調査を実施。薄いところでは、下部の固い氷は3aから5aほど、上部に雪氷が積もった状態で、水温や外気が上がったことにより、1週間前の調査よりも固い氷の部分が減っているという。
トップページ 2月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.