2019年2月6日(水)付

大町の冬の夜彩るイルミ 県合庁8日まで雪まつりとあめ市合わせ

 大町市の県大町合同庁舎で、冬の夜を彩るイルミネーションがきらびやかに輝きを放っている。市内各地で開催される「おおまち雪まつり」と「大町あめ市」に合わせ、祭りを盛り上げる光が今年もお目見えした。イルミネーションの点灯は、8日までの午後5時半〜7時ごろ。
 イルミネーションは、県職員互助会北安曇支部が祭りを盛り上げようと、地域活性化事業の一環として毎年行っている。北アルプスと木崎湖をモチーフに、職員約15人が装飾を行った。約15bと約10bの山の麓では、県のマスコット「アルクマ」が来庁者を出迎える。
雪国の冬の暮らし体験 白馬村おためし移住ツアー

 白馬村に移住を考えている人を対象に2日と3日、「第2回白馬村おためし移住ツアー」が開かれた。首都圏や長野市内などから4組・9人の家族らが参加。除雪体験やまきストーブ講習会などで、豊かな自然と深く関わりのある、雪国暮らしの実際の生活にふれた。
 一行は白馬村内の古民家の宿「むじなざわ」を拠点に、白馬に暮らすように泊まる体験宿泊を通じ、よりリアルな情報を得ながら、自らの移住にイメージを広げた。初日に白馬ヤフーベースで行われた除雪体験では、施設周辺に降り積もった雪を、スコップやスノーダンプ、除雪機などを使って行う、雪国に不可欠な雪の始末≠ノついて学んだ。
豊科近美で中学高校美術部展 感性豊かな絵画や造形239点 安曇養護学校が初出展

 安曇野市豊科近代美術館で5日、中学高校美術部展が始まった。10周年の節目を祝う記念展に、市内外14校の生徒などから過去最多239点が出品された。大北地域からは池田町の安曇養護学校が初めて参加した。観覧無料。
 美術部展は中高美術部の作品展としては大規模な、全国的に珍しい展覧会。若者ならではの感性が光る絵画や立体造形、体験型芸術など多彩な作品が並んでいる。10周年の今年は記念事業として、金属造形作家・中嶋明希さんら地元出身者の作品や、各校の生徒たちが「10年後の自分」を表現した合同作品も展示している。
 安曇養護学校からは高等部の生徒20人が、和紙アートの小物入れや素朴な絵手紙など学びの成果を形にした作品を出展。中には仲間たちの笑顔を生き生きと表現した切り絵作品もあった。
雪解けで倒れる日予想 大町エネ博ユーコンポール登場

 今年も全長6bのユーコンポールが雪中に立てられた。春、雪解けとともにポールがいつ倒れるかを予想する「第6回大町の春を待つEYP(エネ博ユーコンポール)」が、大町市平の大町エネルギー博物館で行われている。倒れる日を当てると、同館年間パスポートがもらえる。
 ユーコンポールは、アラスカのユーコン川流域で春を待つ伝統行事で、凍った川の氷上にポールを立て、いつ倒れるかを賭けをして楽しむ。同館では6年前から企画を始め、昨年も市内外から応募があった。
豪快ゲレンデに炎舞う おおまち雪まつりオープニング飾る 鹿島槍火祭り

 大町市平の鹿島槍スキー場中綱ゲレンデで2日夜、恒例の「鹿島槍火祭り」が開かれた。市内各所で行われる2019おおまち雪まつりのオープニングイベント。
 なだらかなスロープが広がるゲレンデを舞台に、たいまつ滑走、おんべ、打ち上げ花火などが行われ、雪と炎が織り成す幻想的な世界が、訪れたスキー客らを魅了した。
 おんべは中綱自治会の協力で実施、開会式で成澤敬一自治会長は「無病息災や家内安全を願う伝統行事」と来場者に紹介した。先端に取り付けた紙垂しで「おんべのはな」は1年のお守りになるとされ、豪快な炎に舞い上がり、雪の上に広がると、来場者は手に取って持ち帰った。
園児とふれあい保育理解 白馬高2年生 しろうま保で実習体験

 白馬村の白馬高校で家庭科の選択科目「発達と保育」について学んでいる、2年生19人が1月28日と29日、しろうま保育園を訪れ、保育実習を体験した。乳幼児期が人間形成の基礎となる重要な時期であることから、健全な成長に関心を持ってもらい、教育の充実につなげようと、同園の協力を得て毎年実施している。
 生徒は全クラスに分かれ、園児と園庭や教室で遊んだり、給食をいっしょに食べたりしながら園児とふれあい、保育の一端を体験した。
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