2019年3月16日(土)付

JRきょうダイヤ改正 E257あずさラストラン=@大糸線沿線有終の美にカメラの列

 JR中央本線や大糸線を通り、東京・新宿と松本・南小谷を結ぶ特急「あずさ」の車両として活躍したE257系の車両が15日、春のダイヤ改正を前に定期運行を終えた。最終日の走行に合わせ、大糸線沿線ではラストランを思い出に残そうと、鉄道ファンがカメラを構える姿が目立った。
 E257系は2001年12月1日に営業運転開始。中央本線では「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」の車両に用いられ、白い車体に武田信玄の家紋・武田菱をモチーフにした4色のデザインをあしらった姿が印象的だ。
 16日のダイヤ改正で、中央線のあずさ・かいじは新型車両のE353系に統一。松本〜新宿間を最速2時間23分とスピードアップし、「スーパー」の名称も消える。今後のE257系は臨時列車として運用される。
受験終り伸び伸びスキー 白馬中卒業前思い出刻む教室

 白馬村の白馬中学校は12日、白馬さのさかスキー場で、3年生のスキー教室を開いた。例年は1月に実施しているが、受験シーズンを考慮し、今年は初の試みとして卒業式間近の3月に実施した。生徒たちの気持ちにもゆとりが生まれる中、絶好のスキー日和に恵まれたゲレンデで、思い切りスキーを楽しんだ。
 さのさかスキー場の全面協力で、生徒たちはスキースクールのコーチやスノーボードスクールのコーチからグループごとにレッスンを受けた。幼いころから雪に親しんでいる子どもたちのレベルは高度。さっそくリフトに乗車し、起伏のあるコースの滑走を楽しんだ。コーチのきめ細やかな指導で、さらにそれぞれの技術も向上し、卒業前の思い出の1ページを刻んだ。
観光再生事業推進を 小谷村内宿泊業者などが陳情

 小谷村の観光再開発事業を巡り、村内3スキー場の観光関係者は15日、観光再生事業の推進を求める陳情書を村と村議会に提出した。
 提出したのは白馬乗鞍温泉スキー場、白馬アルプスホテル、白馬乗鞍地区の宿泊事業者個人1人、隣接する白馬コルチナスキー場(奥白馬高原開発)、栂池高原観光協会と栂池地区会の5組。
 白馬乗鞍3者とコルチナの陳情書は、村の設立した資産取得管理会社「おたりアセット」を観光再生の核として継続し、当初予定通り一日も早い予算の実行・事業の推進を求めた。
 栂池の2団体は、未来を見据えた観光再生に多面的に取り組むと同時に、アセットとは明記せず「ノウハウを有する者の積極的な活用等、再生計画を遅滞なく推進」することを記した。
無投票の可能性高まる 池田町議選告示まで1カ月「なり手」不足擁立難航

 任期満了に伴う池田町議会議員選挙(定数12、4月16日告示、21日投開票)まで、1カ月に迫った。3月15日までに現職9人と新人3人の計12人が立候補を表明。新たな候補者擁立の動きは低調で、無投票の可能性が高まっている。
聴覚障害者スキー国際大会 日本人初4種目で表彰台 松川村職員中村晃大さん回転では優勝

 聴覚障害者スキーの国際大会「ヨーロッパデフカップ」(オーストリア・ゲルツェン、7〜10日)に出場した、松川村公民館職員の中村晃大さん(27)が13日、結果を村に報告した。回転の1位をはじめ出場4種目すべてで表彰台。日本人初めての快挙だ。
 世界最高峰「デフリンピック」(12月、イタリア・カストローニ)の日本代表入りもほぼ確実にし、「周囲の支援のおかげで良い成績を収められた。デフリンピックでもメダルを取って報告したい」と話した。
一夜限りの合唱団「早春賦」 大町羽毛田さんコンサートで

 大町市文化会館で9日、作曲家・ピアニストの羽毛田丈史(はけた・たけふみ)さんのソロコンサート「イマージュ・ラ・プリュム」が開催された。羽毛田さんのピアノやゲスト出演した宮本笑里(えみり)さんのバイオリンの他、「大町ならでは」のコンサートとして、この日のために結成された「一夜限りの春待ち合唱団」が、羽毛田さんの伴奏で「早春賦」を歌い、約380人の観客へ春の訪れ≠届けた。
 同合唱団には、市内外の市民合唱団や地域住民約80人が参加した。コンサート当日もリハーサルを行い、本番では羽毛田さんのピアノと宮本さんのバイオリンに合わせ、清らかな歌声で早春賦を響かせた。春を受け取った観客からは、拍手が沸き起こった。
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