2019年4月6日(土)付

「雪の大谷」準備大詰め アルペンルート15日全線開通

 長野県大町市と富山県を結ぶ山岳観光路線「立山黒部アルペンルート」では、15日の全線開通に向け、ロープウエーなど各施設の保守点検や「雪の大谷」の除雪作業など、着々と営業再開の準備が進んでいる。今年は、長野県側の玄関口扇沢駅と黒部ダム駅を結ぶ関電トンネル「電気バス」の運行が始まることもあり、立山黒部貫光は入り込み100万人突破を期待している。
 10日の一部開通、15日の全線開通を控えた5日、立山黒部貫光は、作業の様子を報道陣に公開した。ルート内で最も標高が高い室堂平(標高2450b)では、室堂ターミナルの駐車場や、約500bの道路両脇にそびえる雪の壁「雪の大谷」をつくるために、重機による除雪作業が行われている。
山留生新たな仲間13人 八坂美麻学園で入園のつどい

 大町市八坂の山村留学センター八坂美麻学園(青木厚志学園長)で3日、本年度の「入園のつどい」が開かれた。本年度は小中学生13人が新たに仲間に加わり、30人で集団生活をスタートさせた。つどいでは、30人が1年の抱負を語った。
 新入園生は「自然を楽しみたい」「友達をつくりたい」と、自然豊かな地域での生活に胸を膨らませた。継続園生からは「新入園生の見本になりたい」という頼もしい言葉や、「昨年は一日一日を大切にしてきた。今年は一分一秒を大事にしたい」と、新たな1年に期待していた。
山火事予防へパレード 空気が乾燥、注意呼び掛け

 空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる時期に行われている「春の山火事予防運動」にあわせて5日、山火事予防パレードが大北地域中南部で行われた。山など森林地域が多い大北地域で、地域住民に火の取り扱いへの注意を呼び掛けた。
 大町市の県大町合同庁舎で行われた出発式には、県北アルプス地域振興局職員や北アルプス広域消防、中信森林管理署など関係者約50人が出席。広報車4台が各地を巡回に出発した。
特産小豆の赤飯で入学祝い 池田の「桜仙峡あずき保存会」

 池田町金の鈴農作物等生産者組合「桜仙峡あずき保存会」は4日、町内で行われた入学式に合わせ、池田・会染の両小学校の新1年生64人に赤飯を贈った。町の特産である在来種「桜仙峡小豆」を使った赤飯で、子どもたちの新たな門出を祝った。
 小豆は、陸郷地区の山間で100年以上前から栽培され、保存会の会長・寺島孝さんが、先祖代々受け継いできたもの。新入生へのお赤飯のプレゼントは、4年前から続いている。
さるなしサプリ開発 小谷村商工会 健康志向の特産品目指す

 小谷村商工会は、村特産のサルナシを用いた「さるなしサプリメント」を開発した。成分を濃縮することで、健康志向に訴える新たな高付加価値の特産品として、商品化を目指していく。
 9月に岩手県軽米町で開かれる「全国さるなし・こくわサミット」への出展を目指して商品化を進める。サミットには全国のサルナシ産地などが集う。試作品は3月に福島県で行われた事務局会議でお披露目され、好評だった。
新1年生交通事故に注意を 安協白馬支部が啓発

 白馬村の小学校入学式が開かれた4日に合わせ、大町地区交通安全協会白馬支部は、白馬南小学校と白馬北小学校で、児童の登下校における交通安全の啓発活動を実施した。
 同支部の丸山隆興会長や関係者らが、新1年生一人一人に、「入学おめでとうございます。交通ルールを守って、お兄さん、お姉さんと気をつけて学校に通ってください」と呼び掛け、同協会女性部手作りの交通安全お守りを手渡した。
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