2019年4月11日(木)付

春待つつぼみに雪氷

 本州を覆う冷たい空気と南の海上を進む低気圧の影響で、大北地域は10日、降雪に見舞われた。松川村の有明山社の参道では、つぼみを膨らませたソメイヨシノに雪が降り積り、春と冬が同居した光景を見せていた。
早春の森150人駆ける アルプスあづみのFUNトレイルフェスタ

 トレイルランニングに興味のある3歳以上が参加対象。春まだ浅い公園の森をめぐり、未舗装区間も駆け抜ける。国営アルプスあづみの公園大町・松川地区を会場に7日、「アルプスあづみのFUNトレイルフェスタ2019」が開かれた。開催は昨年に続き2回目。県内外から約150人が参加、ロング8`、ショート4・5`のコースに分かれ、それぞれのペースで完走を目指した。
小谷の登山基地″営業再開 雪の壁″でお出迎え 「雨飾荘」13日から

 冬季閉館していた小谷村の村営宿泊施設「雨飾荘」が、13日からグリーンシーズンの営業を再開する。雪解けは早いながら、除雪作業が行われた周辺道路の両脇の雪の壁?は高く、早春の小谷ならではの景観が訪れる人を迎える。同施設では現在急ピッチで開業の準備が進められている。
観光シーズンへ知識高める大町市プロモ実行委初の勉強会

 グリーンシーズン観光が本格化する15日の立山黒部アルペンルート開通を前に、大町市プロモーション実行委員会は9日、観光に関する勉強会を市役所で開いた。初の実施で、観光関係者が観光客に正しい情報を伝え、案内できるよう知識を高めた。
被災の農業用水路復旧神城地震から4年5カ月小谷村伊折水田復活へ

 平成26年の神城断層地震で被災した小谷村伊折地区の農業用水路トンネルの復旧工事が9日、竣工しゅんこうした。被災から4年5カ月、高齢の農家が暮らす集落に水田がよみがえる。水路の再開を目指す工事は村での地震災害復旧の最後の工事となった。集落東側の山に長さ758bのトンネルを掘削し、水源の横根沢から水を運ぶ約1400bの水路を造る計画だが、工事は難航。坑口上方の急斜面に岩石が見つかり、その除去作業に追われた。
UAE小学生が学校見学 白馬南で給食・掃除体験

 アラブ首長国連邦(UAE)の小学生9人が、アセアン青少年交流の一環として6日から9日まで白馬村を訪れた。9日は白馬村役場で下川正剛村長への表敬訪問と、白馬南小学校訪問が行われた。白馬南小で一行は給食の様子を見学したり、6年生児童とともに清掃活動を体験した。給食では、そろいのかっぽう着を着て児童自ら配膳を行う様子や、礼儀正しく食べる姿、後片付けを見学。清掃活動では、児童に交じって自分たちもバケツで雑巾を絞り、廊下の雑巾がけを体験した。
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