2019年5月11日(土)付

事故防止徹底へ 春の交通安全運動 大町で大北合同出発式

 「春の全国交通安全運動」(11〜20日)に向けた大北地域の出発式が10日、大町市文化会館で行われた。県は「通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底」を運動の重点に掲げる。滋賀県大津市で保育園児2人が亡くなるなど、全国で歩行者が巻き込まれる交通事故が相次ぐ中、大北地域では大町署や県機関、各地区交通安全協会などが連携し、パトロール強化やチラシ配布などの啓発活動に努め、交通事故防止の徹底を図る。
 県交通安全運動推進北アルプス地方部による大北地区「安全・安心」合同出発式では、パトロールカーや各団体の広報車両が管内各地域へ出発した。同日はパトロールの他、市内と白馬村に交通指導所を開設し、シートベルトの着用や早めのライト点灯などをドライバーに求め交通安全を呼び掛けた。
母子手帳スマホで補完 大町市 子育て応援アプリ始動

 大町市が、子育て支援の新事業として準備を進めてきた、妊娠から出産、育児までをサポートする「おおまち子育て応援アプリ」のサービスが始まった。パソコンやスマートフォンのアプリを通じた母子健康手帳を補完する機能で、予防接種日の告知も含め接種のスケジュール管理ができ、市からの育児情報も得られる。身長体重のグラフ化や写真添付も可能で成長記録としても活用できる。
 アプリは、「電子母子手帳アプリ」(母子モ)開発業者と市が契約する中、提供するサービス。アプリをダウンロードし、母子の情報(匿名も可能)などを登録することで無料で使用できる。詳細や活用方法については、母子手帳交付時に説明がある。
北アの水でクレソン生産 大北農振協が推奨計画

 大北地区農業振興推進協議会(会長=宮澤敏文県議)は8日、本年度総会を大町市の大町公民館分室で開いた。農家の収入安定化を目指し、クレソンの生産振興などを盛り込んだ事業計画を決めた。
 農振協では、コメ政策の見直しなどによる農家の所得減少が懸念される中、水稲以外の新たな収入源として、ニーズが見込めるクレソンの生産を推奨。水資源が豊富な北アルプス山麓地域が栽培環境に適しているとした。本年度は特産品化に向けて、モデルほ場団地を整備し、販路を開拓する予定という。
100%全粒粉でパン作り 大町カフェZen料理教室開講

 大町市平借馬の予約制カフェレストラン「山麓ファームダイニング健菜樂食Zen」で7日、全粒粉料理教室が開講した。健康に良い食事を広めたいとの思いを、オープン後2年の歳月を経て実現。定期的に開く。この日は、オーナーシェフで調理師の小田純司さん(45)の手ほどきで、全粒粉100%のプレーンパンの調理にチャレンジ。全粒粉にありがちな重たい食感を避け、食べやすいパンにするため、きめの細かい全粒粉をブレンドするなどのこつや技を学んだ。
 市内から参加した40代の主婦たちは「全粒粉はなじみがなかったけど、お店で食べたパンがおいしくて受講した。普通の小麦粉でつくるより力を入れずにすんで扱いやすかった」と話していた。
里山に舞うギフチョウ観察 小谷村大網で保護意識啓発

 小谷村の「おたりギフチョウ・ヒメギフチョウを守る会」と村教育委員会はこのほど、同村大網地区を会場に、チョウの観察会を開いた。村内外から多数が参加して、豊かな自然の中で舞い飛ぶ希少なチョウと出会いながら、保護意識を高めた。
 当日は好天に恵まれて、里山の中で舞い飛ぶチョウを目の当たりにすることができた。なかなか止まる姿を観察することはできず、参加者は「意外に早い」とびっくり。それでもじっと息をひそめてチョウを見守り、動きを追ったり写真におさめたりしていた。
けん玉上達楽しさ満喫 小谷小 倶楽部本年度スタート

 小谷村の小谷小学校で毎週けん玉を練習する「小谷けん玉倶楽部」が、本年度の活動を開始した。小谷村、白馬村、大町市の小中学生約30人を中心に活動。日々上達する楽しさを味わっている。
 子どもたちは難しい技を教え合ったり、けん玉を使ったゲームで扱いに慣れるなど、けん玉に親しんでいた。
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