2019年6月8日(土)付

金曜朝市にぎわい定着 大町市下仲町地域活性へ11年目

 大町市の下仲町商店街振興組合(大谷友彦理事長)による「金曜朝市」を通じた地域活性化事業が11年目を迎えた。今年は7日から、同商店街の「塩入家具」前と、道を挟んだ向かいの「わちがい」前を会場に始まった。地元産の朝採りの新鮮野菜や加工品、手作りの総菜などが並び、朝市を心待ちにしていた市民が列をつくった。金曜の朝のにぎわいも定着してきた。
 初日は、販売開始の午前9時半とともに買い物客が訪れた。同メンバーが栽培、加工、調理、調達したタマネギやレタス、米、卵、漬物、弁当などがずらりと並んだ。メンバーが販売も担うことで「顔の見える」安心安全食材の提供も実践。購入食材の調理方法の話で盛り上がるなど、生産者と消費者の交流の場ともなっている。
梅雨入り♂ヤもしっとり

 気象庁は7日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より1日早く、昨年に比べ1日遅い。大北地域では、朝から断続的な降雨となり肌寒い1日となった。
 長野地方気象台によると、向こう1週間は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、降水量は平年並みか平年より多い見込み。
幹部集まり防災技術確認 大北消防協会松川で 訓練講演会も

 大北消防協会(会長=切久保達也・白馬村消防団長)は2日、救護活動やポンプ操法などの訓練を松川村で開いた。大北5市町村の消防団から幹部ら約320人が参加し、防災の技術や知識を確かめながら、安心安全な地域づくりに向けて気持ちを新たにした。
 講習会ではポンプ操法大会に向けて、北アルプス広域消防本部の職員が講師を務め、松川村消防団による実演を交えながら、ルールの改正点や減点されやすいポイントなどを指導した。
小学生バドミントン楽しむ 大町 奥原選手の地元で教室

 バドミントン女子シングルスのリオ五輪銅メダリスト・奥原希望選手の故郷大町市で1日、小学生対象のバドミント教室が開かれた。市内の1年生から4年生まで約20人が、小学生時代の奥原選手を教えた指導者らに、競技の楽しさを学んだ。
 教室は大町市児童センターが奥原選手のメダル獲得をきっかけに、バドミントンを盛り上げようと昨年から開催。地元のバドミントンクラブ「大町キッズ」で奥原選手を指導した降旗克己さんら市スポーツ推進委員4人がコーチを務めた。
色鮮やかメニューお披露目 白馬高22日高校生レストランへ

 白馬村の白馬高校国際観光科2年生が22日に開く、1日限定レストラン「高校生レストラン in Hakuba」の提供メニューがお披露目された。スープから前菜、メイン、デザートまで、高校生が県内産の地元食材に着目して考えた、色鮮やかで華やかな料理が客を楽しませる。
 メインは「白馬豚のコンフィー白馬の蒸し野菜を添えて」。前菜は信州サーモンにはわさびソースを合わせた香草マリネ。スープには安曇野市豊科の玉ねぎを用い、レモングラスでハーブティー風に。デザートはブルーベリーや桃といった信州産の果物をシャーベットにした。
 高校生が白馬東急ホテルの野田真一総料理長に提案しながら決めていったメニュー。地元信州の食材と、季節に合った食材を使うことを心掛けた。
親子で楽しむ野外体験 小谷まるごと発見クラブ

 小谷村青少年育成会(相澤元宏会長)と村公民館は1日、「小谷まるごと発見クラブ・石坂森林探検村で遊ぼう」イベントを開いた。村内の小学生の親子ら約30人が参加。地域教育団体「おたり自然学校」(大日方冬樹代表)が運営する石坂地区の「石坂森林探検村」で、魚釣りなどさまざまな野外体験を行い、自然豊かなふるさとの魅力を再発見した。
 参加者は「自分の分の昼食を確保する!」と意気込み、池で魚釣りを体験。澄んだ池では優雅に泳ぐ魚の姿がたくさん確認できたものの、いざ釣り糸を垂らすとなかなか釣果が上がらず悪戦苦闘。それでも少しずつ腕が上がり、大物を釣り上げて歓声を上げていた。
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