2019年6月13日(木)付

街中イルミでおもてなし 大町で初のコンテスト 九日町ポケットパークが大賞

 信濃おおまち観光活性化倶楽部(荒澤靖会長、山田高司会長)が、大町市街地にあるポケットパークなど会場に初開催した街中イルミネーションコンテストは、九日町ポケットパークが大賞に輝いた。11日夜の審査会で荒澤会長は、参加7団体のそれぞれ特徴ある光の演出に感心し「大町の夜の楽しみとともに、地域の活性化を願う光をともし続けていきたい」とコンテストの継続開催に意欲を見せた。
 大賞に輝いた九日町ポケットパークは、同自治会の役員が中心となり飾り付けたもので、光のドームを「平成」から「令和」へのトンネルと位置づけ、新時代の到来を祝うとともに、明るい未来を願う演出を施した。審査員たちは「ドームが華やかで目を引いた」「ドームを抜けるという演出がすばらしかった」などと評価した。
農具川守れ外来魚駆除 大町 ブラックバス釣り大会

 北安中部漁業協同組合は9日、ブラックバス釣り大会を大町市の農具川で開いた。組合員を中心に多くの釣り愛好者が参加し、在来魚がすむ環境をつくるため、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚を釣り上げた。
 参加者は、朝から農具川の脇から釣り糸を垂らし、外来魚を釣り上げていった。参加者全員で32匹、計5・5`が上がり、大きいものでは35a、1人で16匹釣った人もいた。
平和や自由へ願い新た 池田で「上原良司を偲ぶ集い」

 池田町出身で太平洋戦争末期に特攻隊員として戦死した、上原良司(1922?45年)を偲しのぶ「第14回上原良司を偲ぶ集い」が9日、町クラフトパーク「良司の碑の丘」などで開かれた。町内外から約80人が参加し、良司が願った平和や自由への思いを新たにした。
 上原良司は北安曇郡七貴村(現・同町鵜山)で生まれ、太平洋戦争で特攻出撃前に残した遺書(所感)は遺稿集「きけわだつみのこえ」の冒頭に掲げられ、平和や自由を訴えている。
 良司の碑の丘では、平和の鐘を鳴らした後、良司の愛唱歌「谷間の灯」を参加者全員で歌い、思いをはせた。町創造館ホールでは、池田町童謡・唱歌を歌う会や池田町コールラベンダーによるコーラスの披露などがあった。
除草と癒やしにヤギ活躍 池田 福祉センターに親子放牧

 池田町総合福祉センターにヤギの親子が登場し、利用者を楽しませている。施設の除草と住民の癒やしを両立した取り組みだ。ヤギは広津地区の北條畜産で飼育されている、生後3カ月の「サナ」「コナ」と母親の「ミーコ」の雌3頭。未就園児の親子を対象とした施設内保健センターの開放日に合わせ、毎週月曜日に中庭で放牧≠ウれている。
 取り組みは、保護者の相談や子どもの見守りに携わる保育士の山ア友見さんが、除草の負担解消や保健センターの利用促進につなげようと提案。
 中庭ではヤギが約400平方bの敷地内を自由に動き回り、親子仲良く草を食べていた。利用者の子どもたちがヤギに近づき背中をなでる様子に、保護者が「かわいい」と顔をほころばせていた。
迅速確実に避難完了 小谷 深原地区で自主防災訓練

 小谷村の深原地区は8日、大雨が続き地区の濁沢が異常増水し、土砂災害などの恐れが高まったという想定のもと、同地区自主防災組織発足後初の「深原地区避難・防災訓練」を行った。
 住宅の現況などを詳細かつ正確に反映した最新の「深原地区防災マップ」を活用しながら、住民主体の安否確認や避難・救護訓練などを実施。地域住民多数が参加して、住民同士の協力体制による迅速かつ確実な避難行動を取り、防災力と危機管理能力を高めた。
園児とふれあうお年寄り 白馬・特養 白嶺でほほえみ交流会

 白馬村の特別養護老人ホーム白嶺(山岸信子所長)で7日、「ほほえみ交流会」が開かれた。しろうま保育園の年長園児らが招かれ、屋内ホールでお年寄りとゲームや遊戯を楽しみながら、異世代交流を深めた。
 最初に開会式が開かれ、元気な宣誓のあと、全員で入念な準備運動を行った。交流会では園児と入所者がグループに分かれて、長さの異なるひもを引き合い、つなげて一番の長さを競う競技を体験した。「これかな」と園児と額を突き合わせながら考えた一本の長短に歓声をあげ、密接な関わりでお年寄りに元気を届けた。
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