2019年6月19日(水)付

災害時の支え合い学ぶ 池田町社協マップづくり研修会

 池田町社会福祉協議会は14日、「災害時住民支え合いマップ研修会」を町総合福祉センター「やすらぎの郷」で開いた。NPO法人東京いのちのポータルサイト監事の中橋徹也さんを講師に、災害時住民支え合いマップの目的や必要性、支援計画の立て方などについて学んだ。自主防災会役員や民生児童委員、町職員、町議など約60人が参加した。
 災害時住民支え合いマップは、災害の認知が困難な人や避難行動に支援が必要な人の災害時における安否確認や避難支援などを行うために活用する。山間地を除く町内の各自主防災会で作成され、10年余りが経過した。近年大災害が多発していることを受け、マップの見直しとともに、声がけや支え合いの関係づくりのきっかけにと研修会が開かれた。
金管と打楽器迫力の演奏 松川すずの音10周年記念 プロ奏者がコンサート

 松川村多目的交流センターすずの音ホール10周年記念イベント(Vol.4)コンサート「〜金管五重奏と打楽器によるアンサンブル〜なぎさブラスゾリステン」(村・村教育委員会など主催)が15日、同ホールで開かれた。日本を代表する金管・打楽器(トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、パーカッション)奏者が集結した「なぎさブラスゾリステン」が出演。重厚で華やかな響きと迫力ある演奏を披露した。
 ソロを交えたアンサンブルで、クラシックや舞曲、歌曲、ポルカなどの他、なじみ深い映画音楽の数々を披露。個々の楽器の歴史や特徴などを紹介しながら、ユーモラスな進行で会場を盛り上げた。
 子連れを含む200人以上が来場した。アンコールでは「ふるさと」や「信濃の国」も演奏され、会場は大喝采のうちに幕を閉じた。
経験者から支援活動学ぶ 大町岳陽高アジアフ講演会

 大町市の大町岳陽高校(薄井康央校長)のアジア・アフリカ難民支援運動(通称アジアフ)の活動が、本年度も始まった。13日には、生徒たちにアフリカの教育や現状を伝えるため、JICA(ジャイカ)の青年海外協力隊としてアフリカのニジェールで活動した小川美沙さんの講演会「ニジェールとスポーツ」を同校で開いた。生徒たちは小川さんの経験を聞き、アフリカや支援活動の知識や関心を深めた。
 小川さんは協力隊の活動でニジェールの中学校で体育教師を務めた。その経験から、現地の子どもたちの教育や生活、識字率が低い現状などを紹介。生徒たちからは「どうやったら協力隊になれるか」などの質問もあり、今後の活動や将来のためになる講演となった。
親子で網引き湖畔歩き 市観光協が木崎湖「湖水開き」

 「大きいお魚が取れた」と、自分たちで取った魚に興味津々な子どもたち。大町市平の木崎湖畔で16日、「木崎湖湖水開き地引網と水上トレッキング」(市観光協会主催)が開かれた。親子連れや関係者など約100人が参加し、地引き網や湖畔歩き、モーターボートを楽しんだ。ポツポツと雨が降るあいにくの天気を吹き飛ばすような、子どもたちの笑い声が響いた。
 地引き網は木崎湖漁業協同組合の組合員らが網を仕掛け、参加者全員で引いた。引き揚げた網にかかっていたのはブラックバスやヘラブナなど。子どもたちは口をパクパクさせている魚に触れ、「ぬるぬるしている」「重たい」と感想を言い合った。
地場産品や体験を返礼に 白馬村 ふるさと納税事業者に説明

 白馬村のふるさと納税「ふるさと白馬を応援する寄付金」の返礼品を提供する協賛事業者向けの説明会が18日、白馬ノルウェービレッジで開かれた。全国的に過剰な返礼品競争などでふるさと納税が注目されている中、村は地場産品や体験などの魅力ある返礼品を通じてさらなる白馬の魅力を発信しようと、事業者へ協力を呼び掛けた。
 村職員や返礼品業務委託事業者であるしくみ株式会社が、ふるさと納税の現状や応募要件などを説明。返礼品は地場産で、寄付額の3割程度で、白馬村は地道な返礼品の選定や使途などで優良な取り組みをしているとした。
雨にもめげず機敏な操法 小谷村消防団 競技会で成果披露

 小谷村消防団(片山真団長)は16日、「第53回ポンプ操法競技会」「第48回ラッパ吹奏会」「第43回放水競技会」を同村栂池社会体育館で開いた。雨が降りしきるあいにくの悪天候だったが、村内5分団から選抜された精鋭たちは、これまで積み重ねてきた練習の成果を存分に発揮し、統率の取れた機敏な操法を見せていた。
 雨という悪天候も「災害は好天では起こらない。こんな時こそ本領が発揮できる」と、団員にとっては想定内の状況として気合も十分。選手は団員の期待を担い、見事な連携と完成度の高い操法を披露した。真剣に果敢に取り組む団員たちの高い技術に大きな拍手が送られていた。
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