2019年6月22日(土)付

食育発信「3つ星」認定 大町 こまつうどん店

 大町市日の出町の「こまつうどん店」(渡邉コ久店主)が、「信州食育発信3つの星レストラン」として県から認定された。健康に配慮したメニューの提供や県食材を豊富に利用し、生ごみ発生抑制の取り組みなどを実践する食の優良店≠ニして認められた。大北地域で6店目、県内で135店目となる。
 同店メニューの食材のほとんどは地元産で、野菜もふんだんに使用。添加物は使わず塩分使用も極力抑える。カツに使用する豚は脂身を少なくする。タンパク質やビタミンなどバランスも考えた、こだわりの食を提供している。うどんやご飯など量の変更にも柔軟に応じ、食べ残しを減らす取り組みも続ける。
アジアフ°ヲ力呼び掛け 岳陽高 物資提供のビラ配る

 大町市の大町岳陽高校は20日、同校が取り組む「アジア・アフリカ難民支援運動」(通称アジアフ・和澤亜実係長)で、アフリカのマリ共和国に送る支援物資の提供を呼び掛けるビラを、学校周辺の地域住民に配った。
 用意したビラは約1700枚。全校生徒約690人が97班に分かれ、国道147号以西の学校周辺の民家に配り歩いた。応対した家人にアジアフの説明をしてビラを手渡し、留守の家ではポストに入れた。「ご苦労さま」と生徒を労ったり、「今年もアジアフね」と理解を示す住民もいた。
住民の寄贈品で無料カフェ 大町 「暮らし支え合いの会」が企画

 介護保険制度の改正を受け、住民主体の介護予防・生活支援の仕組みづくりが進んでいる。大町市では、南部・北部それぞれの地域包括で、より身近な地域での活動が盛んになってきている。
 準備会を経て2月に発足した「大町市北部・平地区暮らし支え合いの会」では、定期的な協議会を開いて意見やアイデアを出し合い、実現可能なものから一つずつ取り組みを始めている。
 地域の公民館などで、誰もが気軽に立ち寄れる居場所としての「カフェ」を開くため、回覧板などで寄贈を募ったところ、コーヒーメーカー5台と、その他多くの保温ポット、電気ポットなどが寄贈された。18日に開かれたJA大北平支所祭で無料のカフェコーナーーとしてお披露目され、にぎわった。
27年ぶり北信越進出 ママさんバレー池田クラブ V奪還へ健闘誓う

 池田町のママさんバレーボールチーム「池田クラブ」が、第42回北信越ママさんバレーボール大会(7月6・7日、金沢市)に出場する。県予選で準優勝を果たし、27年ぶりの北信越進出を果たした。チームは町内の20代から50代まで選手12人が登録する。高身長を生かしたアタッカーの鋭い攻撃と反応に優れたレシーバーの粘り強い守備が持ち味だ。
 第50回全国大会県予選(5月26日、伊那市)では、14チームによるトーナメント戦を勝ち抜き決勝進出。佐久市のチーム「オリオン」に敗れ、惜しくも全国出場を逃したが、北信越への切符を手にした。
高山植物の群生見頃に 白馬五竜植物園 今季営業始まる

 白馬村の白馬五竜高山植物園の今シーズンの営業が始まっている。雪解けとともに咲き始めた高山植物の女王と言われるコマクサをはじめ、高山植物の名花ウルップソウ、キヌガサソウ、クロユリ、ハクサンチドリ、シラネアオイの群生が見頃を迎えている。晴れた日には雄大な北アルプスとの競演が、訪れる人の目を楽しませている。
 本年度は新たな取り組みとして、石川県の白山高山植物園、神戸市の六甲高山植物園と姉妹園連携を締結した。高山植物を低地で育てる栽培技術を三園で共有しながら、希少な高山植物の種苗を育て、高山植物の保全活動に力を注ぎたいとしている。
風通しのいい職場つくる 小谷村副村長に風間氏着任

 小谷村の副村長に21日、前県職員の風間真二氏(54)が着任した。「組織の中で情報共有と議論をし、同じ方向性を持って仕事をしていくことが大事。そのために明るく風通しのいい職場づくりをしたい」と意気込みを話した。任期は4年間。
 県職でも大北地方への着任経験はなく、小谷の第一印象について「観光や自然のイメージがあり、特徴がある。平成7年豪雨災害や神城断層地震などの災害から地域が連携して復興してきた場所」と話した。村の直面する課題については、「着任したばかりで、まだ報道の情報くらいしか承知していない。(職員や村民から)状況や経過を聞きながら、行政としてどうできるか、村長をサポートできれば」と述べた。
トップページ 6月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.