2019年7月20日(土)付

園芸知識生かし除草や植樹 白馬五竜高山植物園 東京からボランティア団体

 東京都の新宿御苑を拠点に活動するボランティア団体「グリーンアカデミークラブ(GAC)」の会員約50人が12日と13日、白馬村の白馬五竜高山植物園を訪れた。植物園内の草刈りやオオヤマレンゲの植樹作業ボランティアに汗を流し、同園の環境保全に寄与した。
 GACは東京農業大学成人学校本科卒業の有志により昭和56年に設立。学校で学んだ園芸の知識を生かし、環境省が所管する国立公園・新宿御苑の植栽管理作業を手がけている。他地域の国立公園や過疎地域での環境保全・整備活動も社会奉仕活動の一環として全国各地で積極的に展開している。
ゲーム楽しみ三世代交流 大町常盤上一 七夕や地区内清掃も

 大町市常盤の上一小地域福祉ネットワークの会(近江屋桂一会長)は15日、「夏の三世代交流会」を上一運動公園で開いた。子どもからお年寄りまで地区住民約150人が参加し、誰もが楽しめるゲームなどを通じて親睦を深めた。
 参加者はボールを転がしピンを倒す「スマイルボウリング」や、昔ながらのシャボン玉遊びなどに世代を超えて大盛り上がり。公園内の池で捕まえたマスの塩焼きや、地区のお母さん≠スちが作った豚汁など食卓を囲んだ。会場には七夕に合わせてササも飾られ、子どもたちが短冊に願い事を書いて葉に結び付けていた。
「電柱の上から救助」訓練 大町 中電と消防合同で役割確認

 北アルプス広域消防本部と中部電力安曇野営業所大町サービスステーション(SS)は17日と18日、電柱の上から人を救助する合同訓練を大町市で実施した。感電や心肺停止などで柱上に要救助者が残された状況を想定し、互いの役割を確認するとともに、知識や技術の向上に努めた。
 17日は中電職員5人、救助隊員12人の計17人が訓練に参加。大町SSの敷地内にある電気が通っていない模擬電柱を使い、救助隊が柱上に向かう訓練と、中電の高所作業車で救助に向かう訓練を実施した。
 消防署でも高所での訓練は実施しているが、訓練用の模擬電柱で行う機会はなく、隊員は「われわれにとってもありがたい訓練」と話した。
スラックライン施設公開 大町 愛好者団体がイベント

 大町市を拠点に活動する愛好者団体「スラックライン・ラバーズ大町」(永田亜佳理代表)は13日、市内五日町の「いっし・あーとすぺーす」に開設したスラックラインパークで、オープニングイベントを行った。施設の紹介と、市内の総合建設業・相模組から市に寄贈され、同団体に貸し出されたスラックライン用品のお披露目を兼ねた。
 オープニングイベントでは施設を無料開放し、家族連れなど多くの人が訪れた。初心者からアスリートまで集まるスラックラインパークとしてはもちろん、市街地のコミュニケーションスペースとしての活用も目指す。
栂池自然園を教育の場に ベネッセとコラボ 特別プログラムスタート

 小谷村のおたり振興公社と白馬観光開発は19日から、国立公園で動植物や自然を学べる教育プログラム「MIKKETA(ミッケタ)!」を栂池自然園でスタートした。幼児教育大手のベネッセコーポレーションとコラボし、「こどもちゃれんじ」と連携した体験型特別プログラムなどを提供する。
 目玉の「しぜんたんけんカメラマンになろう!」は、子どもたちにインスタントカメラをレンタルし、自然園の動植物や風景を撮影・探検することで自然を学び、自分だけの「たんけんアルバム」を完成させるプログラム。カメラを通すことでより対象に興味を持ち、知的好奇心と自然を大切にする心を育む。対象は3歳以上だが、幼児だけでなく小学生でも楽しめる内容だ。
塩の道や集落の姿守ろう 小谷村景観づくり勉強会経てWS

 小谷村は18日夜、村景観づくり住民懇談会の第2回をおたり開発総合センター多目的ホールで開いた。村内5カ所で行った勉強会を経て、初回に行えなかったワークショップ(WS)を実施。塩の道や集落の景観、改善すべき点など、村民が守りたい地域の姿が見え始めてきた。
 参加した村民や役場職員ら約20人が2班に分かれ、地図上に大事にしたい景観や改善したい点などをふせんに記し、貼っていった。塩の道周辺全域の集落景観やスキー場周辺の景観保全など、村民の望む姿の一部が明らかになっていった。
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