2019年8月8日(木)付

「持続可能」白馬で学ぶ IS財団サマースクール開講

 白馬村の「白馬インターナショナルスクール(IS)設立準備財団(草本朋子代表理事)」は6日、短期プログラム「サマースクール2019」を村内で開講した。少年少女が、自然あふれる白馬の地で、持続可能な未来に向けて、世界に前向きな影響を与えるために何を学ぶべきかを探求している。
 地元や県外から訪れた12歳から17歳まで21人が参加。11日までの4泊5日の課程で、泊まり込みで生活を共にしつつ、国連が定めた豊かな社会を未来に残す行動指針「持続可能な開発目標(SDGs)」を核に、日本語や英語の授業で学ぶ。 初日はガイダンスやアイスブレイクなどが行われた。草本代表理事は失敗を恐れずチャレンジすることで成長できるという考え方「Grouth Mindset」を持つように呼び掛けた。
キハダの黄金色に感動 小谷で伐採・皮はぎ体験

 小谷村の白馬乗鞍地区で1日、「キハダの伐採・皮はぎ体験会」が開かれた。村の森林セラピーガイドや宿泊関係者、地元の小学生らが参加。1次産業の現場にふれながら、地元の森林資源がどのように流通していくか、今後のより良い在り方についても理解を深めた。
 参加者は森林づくりコーディネーターから手順を聞きながら、伐採作業に取り組んだ。皮はぎ作業では杉の木で作った器具を使って樹皮をむいていった。現れた黄金色のキハダの色に、参加者は大感動。伐採されたキハダは樹皮を生薬用として出荷し、材もこれからさまざまな用途に使われていくという。
ボール追い白熱の試合 池田少年サッカー大会に150人

 第29回池田町長旗争奪チャンピオンズ少年サッカー大会が3日と4日、高瀬川河川敷アルプス広場で開かれた。県内外からスポーツ少年団やクラブチームなど10チーム約150人が出場し、優勝を目指して白熱した試合を繰り広げた。
 小学4年生から6年生でつくる出場チームが、リーグ戦とトーナメント戦で試合を展開。地元の大町フットボールクラブU―12が優勝、池田町サッカースポーツ少年団が準優勝を果たした。小学3年生以下はチーム混合によるフレンドリーマッチを楽しんだ。
海の化石山の地層から採集 大町山博「夏期だいがく」小川村で親子教室

 日焼けした手に採掘用のハンマー、目には保護用のゴーグルを装着した子どもたちが、500万年前の浅い海の地層から、アカ貝、ホタテ貝などの化石を続々と掘り出し、歓声が上がる。
 大町市の市立大町山岳博物館は4日、さんぱくこども夏期だいがく「親子化石教室―信州に海があった頃」を開いた。小学生と保護者10組が参加、小川村小根山立屋の現地に集まり、地層の観察、化石の採集を体験した。
 教室の最後に、修了証を授与されて子どもたちは笑顔。掘り出した化石は一つずつ新聞紙に包んで持ち帰り、夏休みの自由研究にも利用される。
ニジマス追い水しぶき 大町あすなろ園児 「わっぱらんど」で夏満喫

 大町市平上原の「わっぱらんど」で2日、市内のあすなろ保育園の年長児28人を招いた「魚の放流体験とつかみ取りイベント」が行われた。子どもたちは放流したニジマス250匹を追って水しぶきを上げ、夏を満喫した。 青木湖・姫川上流・木崎湖・北安中部の4つの漁業協同組合でつくる大北漁業協同組合連絡協議会が、淡水魚に触れ親しみ環境保全の意識を育む場をつくろうと毎年実施。
 最初は「冷たい」「お魚速いね」と、おっかなびっくりだった子どもたちも、用意された軍手をはめて魚を追い、次第に慣れた様子で歓声を上げていた。
太鼓や花火夏の夜楽しむ 大町市平 れんげ荘で納涼大会

 大町市平野口の救護施設れんげ荘で7月31日夜、毎年恒例の納涼大会が開かれた。会場のグラウンドには施設利用者や家族、地域住民が大勢訪れ、盆踊りや花火大会などの催しで夏の夜を大いに楽しんだ。
 この日の大町市は最高気温30度を超える暑さ。午後6時を過ぎるとようやく気温も下がり、参加者たちは涼しい風を浴びながら過ごしていた。大町流鏑馬(やぶさめ)太鼓の演奏や大迫力の花火に子どもたちは大はしゃぎ。来場者は空に映える花火を眺め、暑い夏を涼んでいた。
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