2019年8月9日(金)付

自然満喫子ども体験隊=@大町平地区の育成協議会

 大町市の平地区子ども会育成協議会(海川明文会長)は7日、地区の子どもたちを対象にした「子ども体験隊」を市内で開催した。12人が参加し、沢歩きやバーベキュー、カヌーなどの体験を通じて自然を感じ、協力し合う大切さを学んだ。
 鹿島槍スポーツヴィレッジ近くの黒沢で行った沢歩きでは、ひんやりと冷たい水が流れる沢をバシャバシャと水しぶきを上げて歩いた。深いところや滑りやすい石の上を注意して足を運び、上流を目指した。昼はバーベキュー、午後は木崎湖でカヌーやSUPを楽しみ、地元の自然を満喫した。
地域の魅力大学生と探求 白馬高 しろうま學舎でPBL合宿

 白馬村の白馬高校の生徒が学ぶ公営塾「しろうま學舎」のプロジェクト学習(PBL)合宿が8日と9日、村内で開かれている。テーマに「ミルミル白馬・小谷の魅力発見」と掲げ、高校生が大学生たちと地域の魅力を探し、交流を深めている。学生視点で地域資源を集めた冊子を作り、9日は午後3時から公開で発表会が行われる。
 白馬高校生8人と、信州大学や長野県立大学、法政大学の学生など約20人が参加している。高校生には大学生と交流する場、大学生には地域課題のリアルな現場に直面する機会として、合宿形式は昨年から2年目。信大キャリア教育・サポートセンターの勝亦達夫助教は「高校生には大学で学ぶ楽しさや厳しさを体験してもらえれば」と話した。
グラジオラスに歓声 小谷「わさびの会」が鑑賞会

 小谷村地域包括支援センターと、同村のNPO法人・安心生活支援「こごみ」による介護予防事業「わさびの会」の今月の活動として、村内在住の五十嵐一男さんが育てたグラジオラスの花畑の鑑賞会が開かれている。活動日には村内各地から多数の参加があり、美しい花畑のもとで交流を深めている。
 花見の活動は毎年楽しみにしている人も多く、参加者は広大な花畑に歓声を上げ、花摘みもさせてもらいながら、茶会で親ぼくを深めた。
ちひろ命日世界平和願う 松川中学生が朗読、パネル展も

 8月8日は絵本画家いわさきちひろ(1918〜74)の命日。松川村の安曇野ちひろ美術館は「ちひろ忌」として、「世界中の子どもたちのしあわせと平和」を願ったちひろをしのび、作品にふれる催しを開いた。
 ちひろ忌では、被爆地広島の子どもたちの手記や詩などに、ちひろが絵を描いた絵本『わたしがちいさかったときに』(1967年、童心社)の朗読会を開催。次代に戦争の記憶を引き継ごうと、地元松川中学校の生徒が読み手を担当した。
 今年は45回目の命日となり、特別に入館を無料とした。『わたしがちいさかったときに』のパネル展示の他、来館者全員にちひろのメッセージを記したカードをプレゼントした。
寺で座禅 キャンプも満喫 池田 小学生がチャレンジ塾

 池田町公民館と町社会福祉協議会は1日と2日、新池田学問所「ふるさとチャレンジ塾第3回」を広津の成就院で開催した。夏空の下、町内の小学生が寺でのキャンプを満喫した。同寺では10年以上前からおよそ隔年で小中学生の体験を受け入れいる。今回も池田小と会染小の4〜6年生18人が寺に宿泊し、さまざまな体験や野外学習などを行った。
 1日目の最初のプログラムは本堂での座禅体験。夏目俊洋住職から姿勢や心構えなどの説明を聞き、30分間の座禅を行った。
 座禅体験の後は全員で夕食の準備。今回のキャンプの目的の一つは「生徒が主体性をもって行動すること」。スタッフはサポート役に回り生徒たち自身で食事の準備を行った。
手話付き「早春賦」練習に熱 大町 11日「山の日音楽祭」で披露

 大町市の住民有志などでつくる「早春賦を愛唱する市民の会」は、11日に国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で開催される「氷河都市おおまち第3回山の日音楽祭」を控え、練習に励んでいる。歌手のたぐちたみさんを講師に発生の基本から学び、熱のこもった歌声を響かせている。
 音楽祭では音楽のバリアフリー≠目指して、市民の会が手話付きの「早春賦」を初めて披露する。健常者や障害者を問わずだれもが音楽を楽しめるように、市社会福祉協議会職員が歌詞の手話への翻訳と指導に協力した。
トップページ 8月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.