2019年8月27日(火)付

世相反映奴踊りに共感 小谷・大宮諏訪神社

 小谷村中土の大宮諏訪神社の例大祭が25日、神社境内で開かれた。県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「狂くるん拍びょう子し」と、神への五穀豊穣ごこくほうじょう祈願と社会風刺が盛り込まれた「奴やっこ踊り」などが奉納され、年に一度だけ披露される珍しい祭礼を見ようと、多くの人々でにぎわった。奴踊りは赤い頭巾とふんどし姿に扮ふんした奴?たちが、自分たちで詠んだ唄を神に奉納する伝統芸能。為政者に対し日々の不満を歌に込め、ハレの日の祭りの1日だけ、無礼講として披露することが許されたことから始まったとされ、その歴史は江戸時代までさかのぼることができる。
「農福連携」トマトのヘタ取り クロスロード白馬しろうま農場で作業

 白馬村みそら野の社会福祉法人しあわせクロスロード白馬(本部千曲市)は22日、同村の有限会社ティーエムしろうま農場で、加工用ミニトマトのヘタ取り作業を手伝った。地域において農業と福祉の双方がより良い関係を築く「農福連携」の輪を広げた。。作業後は農場が営む「農かふぇ白馬そだち」で昼食を楽しみ、親睦を深めた。クロスロード白馬は、障害のある人もない人も地域でともに暮らす社会づくりをめざして活動を展開。農業分野で就労機会の拡大をはかる活動に力を入れ、利用者の安全で快適な生活提供をめざしている。
地震に備え行動確認 池田・松川で総合防災訓練

 9月1日の「防災の日」を前に、池田町と松川村で25日、それぞれ総合防災訓練が開かれた。ともに大地震を想定した訓練で、各地区自主防災会を交えた地域挙げた訓練となった。避難誘導や安否確認、災害対策本部との情報共有・伝達など本番さながらに、災害時における適切行動について確認した。
新公民館よりどころに 大町市旭町子ども交え上棟式

 大町市の旭町自治会は20日、新公民館新築工事現場で、餅まきなど昔ながらの上棟式を行った。地元の子どもたちを中心に、建設に関わる場をつくることで、「地域を挙げて新たなよりどころを守る」意識の高まりにつなげようと実施。大人から子どもまで約50人が参加し、完成した骨組みの上部からまかれる餅などを追いかけた。
布ぞうり%`承の技会得 小谷 夏の里山体験プログラム

 小谷村伊折の農山村体験交流施設ゆきわり草は、夏の里山体験プログラムとして「布ぞうり作り」を開いている。親子連れなどが多数参加して、昔ながらの伝承の技を会得しながら、涼やかで快適な履き心地の布ぞうりの魅力にふれている。体験では多種多様な生地を選び、自分で裂くことから始め、編み具などを使って一から手作りしている。
威勢よく水かけ祭り 大町温泉郷サマーフェス

 大町温泉郷観光協会青年部が主催する第22回大町温泉郷サマーフェスティバルが24日、温泉郷内で開かれた。フェスの目玉イベントの一つ「水かけ祭り」で、盛り上がりは最高潮に達した。威勢のいい掛け声とともに担がれた「水かけ神輿みこし」めがけ、四方八方から勢いよく水しぶきが飛び交い、来場者もびしょ濡れに。大いににぎわった。、祭りは大町神輿愛好会「黒部睦」らを担ぎ手に始まった。宿泊者たちは、酒だるを積んだ水かけ神輿めがけ水を浴びせ、担ぎ手から水を浴びせ返されるなど夏の終りの涼が広がった。
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