2019年8月31日(土)付

自然の形で籠編む 大町美麻小中5・6年生 AIR作家がWS

 大町市の美麻小中学校5・6年生22人は30日、クズのツルとワラを使って籠を編むワークショップ(WS)に取り組んだ。市内で開催中の「原始感覚美術祭」に参加するイタリア人テキスタイルアーティストのエレナ・レダリーさん(38)が講師となり、自然の造形からつくる、「少しいびつな世界に1つだけの作品」を創り上げた。児童たちの作品は、9月1日まで木崎湖畔の信濃公堂で展示される。
 エレナさんは「完璧にしようとはせずに、隙間が空いても良いから自然の形を大事にして楽しくつくる」と、児童たちにポイントを伝えた。最初は戸惑っていた子どもたちも、ツルとワラに触れているうちに創作意欲をかき立てられ、太いツルを丸めてワラで固めたり、細いツルを組み合わせたりと、試行錯誤しながらどんどんと手を進めた。
ママさんチームボール追う 小谷村長杯争奪バレー大会

 小谷村の女子バレーボール連盟が主催する「村長杯争奪女子バレーボール大会」(石田瑞穂大会長)が、小谷中学校を会場に開かれている。今年は27日と9月3日の2週連続で実施。村内のママさんを中心とした3チームが参加して、令和元年の優勝をめざし熱戦を繰り広げている。
 選手たちは日頃の練習の成果を発揮してそれぞれの試合に挑んだ。声を掛け合いレシーブやアタックを繰り出して熱戦を展開。ママさんパワーがさく裂した熱気あふれる試合運びを見せていた。
楽しく水泳講師に感謝 白馬北小でプール納め

 白馬村の白馬北小学校で28日、「プール納めの会」が開かれた。同校のスクールボランティアで外部講師として児童たちの水泳学習の指導にあたった青田智子さんを招き、本年度の水泳学習の指導と、安全に楽しく水泳学習ができたことに感謝した。
 会では1年生から6年生の代表が一人ずつ、本年度の水泳学習の感想を発表した。今までの努力や今後の頑張りを誓う感想がたくさん聞かれ、それぞれに大きな成長が感じられた。
パラスポーツ楽しみ理解 池田 メダリストに学ぶ体験授業

 池田町教育委員会は29日、障害者スポーツの体験型授業「あすチャレ!ジュニアアカデミー」を町総合体育館で開いた。高瀬中学校の生徒など約250人が参加し、パラリンピックメダリストの馬島誠選手(48)=辰野町=とパラスポーツを楽しみながら、人間の多様性や競技の魅力に理解を深めた。
 馬島選手はアイススレッジホッケーの日本代表選手として2010年バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得した。1年後に控えた東京パラリンピックには、パワーリフティングで出場を目指す。
 参加者はボールを目標球に投げて近さを競う東京パラ正式種目ボッチャのルールを学びながら、馬島選手と競技を楽しんだ。
スズムシの里彩る灯ろう 松川クリスタルシンフォニー

 松川村に秋の訪れを告げるイベント「クリスタルシンフォニー」が28日から、村内で行われている。村のシンボルであるスズムシに親しんでもらおうと、生息地の西原地区の沿道に灯ろうが並び、幻想的な風景の中で涼し気な音が響いている。9月25日まで。
 イベントは村観光協会クリスタルシンフォニー部会が主催。西原公民館からすずむし公園まで約1`に、灯ろう70基を設置した。午後5時から10時まで点灯する。
集客と水#ュ信に期待 大町サントリー新工場地鎮祭

 サントリー食品インターナショナル(本社・東京都)が大町市常盤西山で進める「サントリー天然水」の新工場建設予定地で30日、本体工事の地鎮祭が開かれた。同社や設計施工業者、市、県の関係者ら約80人が出席し、新たな集客拠点とともに、北アルプス山麓の清冽な水を広く発信する事業に期待を寄せた。同社は10月に記者会見を予定し、工場名や商品名、施設の詳細概要など発表する。
 大町市の新工場は、山梨、熊本、鳥取に続く4施設目の「サントリー天然水」の生産拠点。国営アルプスあづみの公園大町・松川地区付近の林野を中心とした約41fを敷地面積に工事が始まる。2020年末の完成を予定する。
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