2019年９月12日付

2019年９月12日(木)付

仁科神明宮でイメージ作り　大町市社シンセサイザー奏者･喜多郎さん11月演奏会へ下見

　大町市社宮本の国宝仁科神明宮で11月、大町市に住所本籍を置き、世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」を受賞するなど世界で活躍する音楽家・喜多郎さん（66、シンセサイザー奏者）の演奏会が開催される。大町市や市教育委員会、太鼓団体、神明宮地元の宮本自治会などで構成する「仁科の郷イベント実行委員会」（矢口博文会長）の主催。喜多郎さんは10日、現地を下見し、構想を練るなど本番に向け準備に取り掛かった。
　喜多郎さんは、会場となる神明宮の境内を巡りながら、会場設営や演出方法などについて関係者と2時間にわたり打ち合わせ。「イメージが沸いてきた。本番が待ち遠しい」と神明宮の厳かな雰囲気にマッチしたステージづくりに手応えを感じた。
　神明宮では、演奏会の時期にちょうど、20年に1度の遷宮祭を迎える。

姫川上流にオオカワヂシャ　白馬特定外来種駆除慎重に

　白馬村神城佐野の姫川上流域で、生態系を損ねる特定外来種のオオカワヂシャが繁殖しているのが見つかった。村文化財審議委員や村職員、村教育委員会は9日、現地を視察し、状況を確認。むやみな駆除は繁殖を広げる恐れがあるため、対応を検討するとしている。姫川の源流に近い上流部で、水の流れが緩やかな数カ所に繁殖しているのが確認された。村内ではグリーンスポーツ～大出つり橋間の姫川中流域などでは見られたが、源流に近い上流部で見つかったのは初めて。鳥などの動植物に種が付着し、広がったものとみられる。
　特定外来生物被害防止法で指定第二次指定種に指定され、栽培や生きたままの運搬が禁止されている。見た目はクレソンなどと似ているため、発見が遅れたり、間違って採取するケースもある。

雰囲気つかみ〝議会〟発表へ　小谷中村政の質疑を傍聴

　小谷村の小谷中学校2年生17人と3年生19人は10日、開会中の村議会9月定例会を傍聴した。2年生の傍聴は初めて。総合発表会で行う模擬議会に向けて、身近な村政で行われている議論の場の雰囲気をつかんだ。
　同日の本会議では一般質問が行われ、防災などについて議題に上った。議員が理事者をただす姿に、生徒たちは熱心にメモを取って聞いていた。

新体操団結し全国2位　アイリス松川Ｒ･Ｇクラブ発足後初

　松川村を拠点に活動する新体操クラブ「アイリス松川Ｒ・Ｇ」は、第19回全日本新体操クラブ団体選手権（8月30日～9月1日、群馬県高崎市）の「徒手団体チャイルドの部」で準優勝を果たした。今年4月のクラブ発足後初めて、全国大会で表彰台に輝いた。
　全国約80チームによるチャイルドの部には松川小学校と穂高北小学校の5・6年生6人が出場し、「強い女性」をイメージした演出で演技を繰り広げた。バランス感覚や柔軟性など優れた身体能力を生かし、全員そろったパンシェターンやリフトなど大技を披露した。

健康づくりに〝減塩〟推進　池田町が協力店登録制度

　池田町は、町内のスーパーや飲食店などを「減塩推進協力店」として登録する新たな制度を開始する。減塩コーナーの設置や減塩メニューの提供などに取り組む店舗を認定し情報発信。町民の健康づくりにつなげる考えだ。
　町は食育推進計画（平成29年度?令和3年度）に基づき、バランスが良い食生活を普及し、健康寿命の長寿化を図ろうと登録制度を立ち上げ。17日から協力店の募集を開始する。登録店舗にはポスターや懸垂幕などを配布し、高血圧学会が推奨する商品の陳列や減塩調味料の使用などを提案していく。

モーターサイクルの祭典盛況　ＢＭＷモトラッドジャパン白馬に国内外から6000人集う

　ドイツの自動車・バイクメーカー、ＢＭＷモトラッドジャパンが主催するモーターサイクルの祭典「ＢＭＷ　ＭＯＴＯＲＲＡＤ　ＤＡＹＳ　ＪＡＰＡＮ2019」（長野県、信州・長野観光協会、白馬村、白馬村観光局後援）が7日と8日、白馬村の白馬47マウンテンスポーツパークを会場に開かれた。自然豊かな白馬村に2日間を通じ国内外から過去最高の約6000人のバイク愛好家らが集い、盛りだくさんのイベントを楽しんだ。
　会場ではバイクの展示や最新モデルの試乗会をはじめ、大人気のヒルクライムコンテスト、キッズバイクのレースといった、愛好家はもとより、家族や幅広い世代の人々が楽しめる数々の催しを実施した。新企画のエンジン解体ショーでは、ＢＭＷのメカニックが新型バイクのエンジンをみごとな手際で解体。日頃目にすることのないエンジンの心臓部は興味深く、熱心に見入る人でにぎわった。

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