2019年9月25日(水)付

8舞台きらびやか 池田八幡例大祭

 池田町の池田八幡神社例大祭が23、24日に開かれた。23日は、ちょうちんの灯りや飾り人形できらびやかに装飾が施された町内8台の舞台が町内を曳航えいこうし、境内に集結。「ワッショイワッショイ」と掛け声とともに8台が整列する勇壮な姿に、境内を埋め尽くした観客から大きな歓声が上がった。
 23日、舞台は1日掛けて町内を曳航し、午後8時40分ごろに神社の鳥居前に到着した。舞台に乗る若衆の大きな掛け声で、次々と舞台が整列していき、盛り上がりは最高潮に。同時に本殿では神事が厳かに執り行われ、浦安の舞などが奉納された。静けさの本殿、歓声の上がる境内と、神社内は異様な熱気に包まれていた。
八方湯かぶり「岩神輿」 白馬細野諏訪神社で例大祭

 白馬村八方の霜降宮細野諏訪神社で23日、秋の例大祭が行われた。八方尾根と八方温泉にゆかりの深い、源泉地の蛇紋岩を神の象徴とする神輿みこしと担ぎ手に、八方温泉の湯をかけながら区内を練り歩く「岩神輿行列」が行われた。辺り一面真っ白な湯けむりが立ち込める、威勢のいい湯かぶりで、地域と観衆が一体となって盛り上がった。
 祭りは誰彼構わずお湯をかける「湯かぶり御免」の無礼講。一行は出発と同時に豪快な湯が浴びせられ、見る見るうちにびしょぬれになった。近くで見守る見物客にも容赦なくしぶきがかかり、迫力の奇祭は終始熱気に包まれていた。
はぜかけ留学生が助っ人 池田 国際学院からベトナム人

 はぜかけ作業が大詰めを迎えた池田町相道寺の米農家・袖山光代さんの田んぼで22日、地元の日本アルプス国際学院に通うベトナムの学生らが作業を手伝った。情報技術学科のホアン・バン・ナムさんと、ブ・ホン・バックさんが作業に汗を流した。
 袖山さんは、一丁一反ほどの田んぼでコシヒカリを低農薬で栽培。夫の靖郎さんと息子らの協力を得て、毎年稲刈りをしているが、今年は人手不足となったため、同学園の学生に手伝いを呼び掛けた。
 求めに応じたナムさんとバックさんが2日間、作業を手伝った。故郷で米づくりの経験はあるが、はぜかけ作業は初体験。はぜ棒を運ぶ作業や刈り取った稲を運搬車に積む作業、稲をひと束ずつ掛けていく作業をテキパキと手際よくこなした。
横断歩道「ルール守って」 白馬幼稚園で交通安全教室

 白馬村の信学会白馬幼稚園でこのほど、交通安全教室が開かれた。白馬村交番の岡澤浩所長から信号機の見方や横断歩道の正しい渡り方などを学び公道の渡り方を実践で身に付けた。
 園の前の横断歩道で全園児が渡り方を実践した。岡澤所長の教えをしっかりと守って、どの園児も手を高く上げて左右を確認し、十分な安全確認をしてから歩道を渡ることができた。道を譲ってくれたドライバーにもしっかりとお礼のあいさつをすることもできた。
王子神社「社叢」のスギ倒木 県の天然記念物強風被害

 台風17号とその後の温帯低気圧の影響で23日の大北地域は強風に見舞われた。大町市では正午ごろ、最大瞬間風速14・4bを観測。若一王子神社では、県の天然記念物に指定されるスギやヒノキが密生する「社叢」の一本が倒れた。農作物は、リンゴの落下などがあったものの大きな被害には至らなかった。
 同神社では境内東にある樹齢約200年、幹直径1b以上、高さ約24bのスギの大木が強い南風にあおられ、中間部あたりから折れ境内脇の市道沿いに倒れた。社務所にいた神職が「バキバキ」という大きな音を聞き、境内を見回り倒木を確認。市道にかかる枝を取り除くなど応急対策を講じた。南側には参集殿や民家もあったが被害はなかった。木は今月、落雷で中間に裂け目が入ったことから、伐採する予定があった。
チャイルドシート「着用を」 県と大町署秋の運動 市内幼稚園で啓発

 県北アルプス地域振興局と大町署は「秋の全国交通安全運動」期間中の24日朝、大町市六九町のこまくさ幼稚園で啓発活動を行った。園児を送りに来た保護者に対して、「近い距離でもしっかり着用するように」と、正しい利用で子どもの命を守るチャイルドシートの着用義務を呼び掛けた。併せて、チャイルドシートの着用調査を実施した。
 チャイルドシートの啓発の他、同署員が園の入り口に面する市道六九5号を走る車を止め、ドライバーに安全運転を求めた。市道は園児の送り迎えや散歩、通学などで利用する地域住民が多い一方、国道147号から速度を落とさずに進入してくる車もあることから、「幼稚園も近くにあるので、速度を落とすように」と訴えた。
トップページ 9月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.