2019年9月26日(木)付

地区の高齢者ねぎらう 大町・八坂で敬老会

 大町市八坂地区の敬老会は25日、同地区の明日香荘で開いた。地区の75歳の高齢者87人が出席。地域の子どもたちによる出し物や食事会で長寿を祝い、これまでの労をねぎらった。
 八坂地区では本年度、174人が75歳以上を迎えた。出席者最高齢の女性ほか3人に八坂小3、4年生から花束が手渡された。たけのこ保育園や八坂小、中のダンスや歌、吹奏楽の披露や八坂音頭保存会「ふれあいクラブ」の踊りが会場を沸かせた。食事会では、JAが提供したもち米や小豆を食生活改善委員が調理した赤飯も振舞われた。
仁科神明宮の式年遷宮学ぶ 大町 ちょうじやで文化講座

 大町市八日町の塩の道ちょうじやで21日、市教育長で郷土史研究家の荒井今朝一さんを講師に招き、文化講座「『式年遷宮祭』とは」が開かれた。市内社地区の国宝・仁科神明宮で20年に一度の式年遷宮が行われるのを前に、受講者約20人が地域の文化財に理解を深めた。
 荒井さんは神明宮の成り立ちや建物の特徴、20年前の式年遷宮の様子などをイラストや写真を交えながら解説。江戸時代には建物を新たに作り変える式年造営に数千人もの人員が投入された過去を紹介し、地域の文化財の大切さをアピールした。
簡単な手話楽しく学ぶ 池田みのり塾「かえで」で講座 

 池田町公民館・町社会福祉協議会は19日、新池田学問所総合学習講座「いきいき元気!みのり塾」の第6回「手話を学ぼう、手話を話そう」を町交流センター「かえで」で開いた。長野大学手話サークルひまわりの学生13人を講師に、楽しく手話を学んだ。
 グループごとに分かれて自分の名前を手話で学び、自己紹介し合った。「おはよう」「ありがとう」などのあいさつ、「今日」「晴れ」などの簡単な単語を教わり、繰り返し練習した。表情や身体を使って表現する大切さも学んだ。
観松院に明治時代の絵馬 松川村 文化財として保存も視野

 松川村町屋地区の観松院の本堂に、明治時代のものとみられる絵馬が飾られているのがわかった。当時の住民生活を描いた絵柄に俳句が添えられた句額など34点で、村教育委員会が文化財としての保存も視野に、歴史的価値を調べている。
 絵馬は住民有志でデジタル復元に取り組む「奉納絵馬プロジェクト」の吉澤玄秀さんが6月に発見、村教委に報告した。絵柄の顔部分が消失しているものの保存状態は良く、当時の住民が詠んだ句も読み取れる。
自転車観光で利用促進 大町市観光協会 「ステーション」設置店募集

 大町市観光協会は、大町を訪れるサイクリストが施設の利用や休憩ができるスポット「サイクルステーション」の設置店を募集している。自転車を駐輪できるサイクルラックや工具の貸し出し、トイレの利用などができるサイクルステーションを設置することで、サイクリストに旅先のひとつとして選択してもらうきっかけにする。
 自転車での市内観光や大北地域を走るサイクリストが増加する中、飲食店や土産物店など、サイクリストに立ち寄ってもらえるようにと、地域でもサイクルステーションの設置が広まる。同協会では昨年から設置店を募集し、現在市内38カ所に設置されている。
地域を回り「交通安全」 大町安協女性部が訪問啓発

 大町地区交通安全協会大町支部女性部(北原恭子部長)は24日、「秋の全国交通安全運動」に合わせ、大町市高根町と西若宮町の住宅約100件を訪問し、交通安全を呼び掛ける啓発活動を実施した。カメのマスコットやチラシを配り、「高齢者の事故も増えているので気を付けて」など声を掛けた。
 女性部10人が各家庭を訪問し、家人に手渡した。カメのマスコットは、「ゆっくり亀さんの勝ち」とスピードを出しすぎないようにと願いを込めて女性部が手作りしたもので、「かわいらしい。ありがとう」と住民は笑顔で受け取った。
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