2019年10月6日(日)付

20周年催し多彩に 大町図書館 式典や読み聞かせ

 今月、開館20周年を迎えた市立大町図書館は5日、記念イベントを同館で開いた。毎年恒例のボランティアサークルによる絵本の読み聞かせなどが楽しめる「BookBook2019」や、記念式典、講演会など多彩な催しで図書館の節目を祝った。
 「BookBook2019」では、市内8サークルがそれぞれ、仕掛け絵本や手遊び、歌などを交えながら読み聞かせを発表。訪れた親子らは、わくわくする冒険の絵本や日常が描かれた絵本など、それぞれの世界観に引き込まれる語りを楽しんでいた。
観光地白馬の景観に意見 計画策定へ第5回WS

 白馬村和田野区「VillaElCielo」で9月29日、村の景観づくりの指針となる景観計画策定に向けた「第5回景観ワークショップ(WS)」が開かれた。事業に協力する芝浦工業大学、名古屋大学の学生、山田建築設計室の山田健一郎さんらの調査報告から、住民が自主的に取り組める環境整備と仕組みづくりについて、積極的な意見を交わした。
 参加者は3つのグループに分かれ、「水」「土」「雪」「緑」の4つに着目した村内各所の景観写真を見て、問題点や改善点を話し合った。
郷土の味後世に伝える 「おたり食の会」が講習会

 小谷村の有志でつくる「おたり食の会」はこのほど、村役場で郷土食講習会を開いた。昔ながらの味を後世に伝え、健康な村づくりを推進していく同会の事業の一環。家庭で親しまれて来た「おやき」やお釈迦様の命日に供える「おしんこ」を作り、ふるさとの食文化に関心を高めながら交流を深めた。
キルト公募展歴史振り返る 池田町美 受賞作など展

 池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)は、「珠玉のキルト〜BestSelections〜」を20日まで開いている。キルト展が昨年15周年を迎えたのを機に、「安曇野キルト公募展」歴代受賞作品とキルト作家らの作品を一堂に展示し、同展の歴史を振り返る。
 キルト展は平成16年、町内のキルト愛好家らの発表の場として、「和の布キルトアンデパンダン」の名で始まった。出展を望む愛好家らの要望に応え、「キルトin安曇野」、「安曇野キルト公募展」と名称を変えながら、全国公募展にまで発展してきた。
 同展では、公募展としてスタートした平成24年から一昨年までの受賞作76点と、公募展の審査員やワークショップ講師として関わったキルト作家らの自信作34点を展示する。
記憶たどり市街地地図作る いどばた大町 WSで交流居場所創出

 大町市総合福祉センター1階エントランスで4日、「いどばた大町」が行われた。「地域をつなぐマスコットづくり」と、「48年前の賑わいを再現!大町市街地記憶地図」作りワークショップで交流した。
 開かれた交流の場に、市内のお年寄りやセンター来館者などがふらりと立ち寄り、学びや手仕事、のんびりと会話などを楽しむスペースとして、夏に始まったばかりの新たな居場所創出の試み。
白馬山岳の歴史しのぶ 案内人組合100周年「山フェスタ」

 白馬村の白馬山案内人組合(松本正信組合長)の創立100周年を記念したイベント「HAKUBA山フェスタ」が5日、ウイング21で始まった。楽しい催しで、白馬の観光の原点である山岳を切り開いた歴史をしのぶ。6日まで、入場無料。
 会場内には、山案内人の歴史や当時の登山服姿、「白馬嶽」の文字が書かれた江戸時代の古文書などが展示。初日はゲストの冒険家・探検家の高橋大輔さんのトークなどが行われた。高橋さんは「白馬岳」の山名をめぐるパネルディスカッションを受けて、「山の名前は人の心にある。いろんな名前で呼ばれることは、白馬岳がそれだけ愛されていること」と、人々の山への思いに触れた。
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