2019年10月9日(水)付

シニア大生大糸線の旅 利用促進へ魅力を体験

 県シニア大学大北学部の2年生(第39期生)が8日、JR大糸線を利用した新潟県糸魚川市への旅行を行った。乗客の減少に苦しむ大糸線の現状を講義で学び、活性化策を考えようと、学外≠ノ飛び出し列車の旅の魅力を調査した。
 生徒たちは7月にシニア大の講義で、南小谷―糸魚川駅間の1日当たりの平均利用者数が、1992年の1282人から2017年の104人に減少している現状を学習。実践を通じて利用促進の方法を考えようと、自主的に旅行を企画した。財源には沿線の自治体や長野・新潟両県、JRでつくる大糸線活性化協議会の補助金を活用した。
山肌に植生保護マット 白馬八方 緑化回復へボランティア

 白馬村の八方尾根自然環境保全協議会(丸山政博会長)は7日、八方尾根自然研究路で、裸地化した箇所に植生保護マットを敷設する「植生回復ボランティア」作業を実施した。会員やボランティアら50人余りが参加して、早期の緑化回復を願って作業に取り組んだ。
 今年は八方池に向かう第2ケルン南側法面に、1枚5平方bの用土入りマットを50枚分、250平方bを敷き詰めた。これまではマットを留めるために経年とともに土に還る素材でできたエコピンを使っていたが、自然環境の厳しい同所では土に還るまで時間がかかることから、今年は竹製のピンを試験的に導入した。マットが敷き詰められた後は、事業のために採取した、八方に自生する高山植物の種をまき、緑化回復の環境を整えた。
酒とハーブでカクテル 池田 新たな味楽しみ発信

 池田町は8日、特産の日本酒とハーブを使ったカクテルに親しむイベント「アルプス・サケ&ハーブ・カクテル・プラス」を町内の福源酒造で開いた。昨年開催したコンペティションの入賞作品を紹介し、それぞれに合わせた料理を提案。池田の新たな味を発信した。
 イベントでは日本バーテンダー協会長野支部長の山ア雄二さんが、町内酒蔵の日本酒やハーブなどを使いカクテルの作り方を実演。白馬リゾートホテル「ラ・ネージュ東館」の料理長・落合昭光さんが地元食材を使った料理のデモンストレーションを行った。
福祉団体の催し多彩 松川 ゆうあい祭りにぎわう

 松川村社会福祉協議会は5日、「第19回松川村ゆうあい祭り」を村福祉プラザゆうあい館で開いた。恒例の祭りに、村内外から多くの住民が訪れ、福祉団体が工夫を凝らした出店や歌のステージなどを楽しみながら施設に親しんだ。
 会場では、毎年人気のカレーライスの振る舞いをはじめ、ゆうあい館利用者による作品展示やバザー、福祉団体の露天なども並びにぎわった。
土木建築の現場に触れる 白馬高生14人が現場研修会

 県建設業協会大北支部(郷津順一支部長)と県大町建設事務所は2日と3日、白馬高校の生徒を対象とした現場研修会を開いた。高校生が建設業の仕事を体験し、地域を支える土木建築の現場に触れた。
 普通科と国際観光科の1年生14人が参加した。2日目には測量機器を用いた作業を体験。図面通りの位置を地面に記して大きな校章を描き、ドローンで撮影した。初日は建設機械の操作を体験し、重機の安全かつ的確な操作をプロの建設会社社員から学んだ。
「アジアフ」物資積み込み 大町岳陽高生1年の締めくくり

 大町市の大町岳陽高校が取り組む「アジア・アフリカ難民支援運動」(通称アジアフ・和澤亜実係長)は7日、アフリカのマリ共和国へ送る支援物資の積み込み作業を行った。1年掛けて取り組んできたアジアフの締めくくりで、参加した生徒は作業に汗を流し、遠い異国の地への支援に思いを込めた。
 支援物資は地域住民から募り、服やタオル、食品、文房具などダンボール97箱分と毛布111枚が集まった。生徒たちは重たい箱も軽い箱も丁寧にトラックへ運び、マリ共和国への支援となる物資の重さを実感していた。
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