2019年10月13日(日)付

台風19号大北に接近 警報発令各地対応に追われる

 大型で非常に強い台風19号が12日、長野県に最接近した。大北地域でも暴風・大雨など警報が次々に発令され、午後から風雨が強まり、土砂災害や河川の増水、暴風に備えて対応に追われる住民の姿もあり、不安な表情をのぞかせていた。池田町と小谷村は午後3時までに避難所を開設した。大町市の兼業農家の女性は午前、収穫前のリンゴの枝に支柱を立て、倉庫をビニールシートで養生するなど被害に備えた。
スポーツ楽しみ親ぼく 小谷中土 地域色あふれる運動会

 小谷村の中土地区で6日、「中土運動会」が開かれた。地域住民がスポーツを通じて健康づくりに取り組み地域の親ぼくを深めた。村ではこの日、南小谷地区と北小谷地区でも一斉に運動会を予定していたが、天候不順のため、南小谷地区は中止、北小谷地区は交流会のみが行われた。運動会では中谷地区と土谷地区在住の住民で2つのチームに分け、紅白戦で勝敗を競い合った。体操で体をほぐし、競技がスタート。小さな子どもたちは宝拾いやかけっこ、大人はゲートボールリレーといった競技のほか、全員で協力して行う綱引き、昔ながらの農村技術を生かした「縄ない競争」など、地域色あふれる種目で、全員参加型競技を楽しんだ。
園児間伐見学とお手伝い 池田 会染保育園大峰高原で木育

 池田町の認定こども園会染保育園の年長児30人は9日、同町広津の大峰高原で木育活動を行った。大北森林組合の荻窪善明さん(43)の案内で、間伐の様子を間近に見学し、里山の豊かな自然と山の仕事に親しんだ。林の中を歩き、シラカバの習性や松枯れについて話を聞き、実際に幹に触ったり、切り株の年輪を数えたりして興味を膨らませた。
ボール追いサッカー交流 大町タフィタ はなのきと小谷の園児

 大町市の女子サッカーチーム「FC大町タフィタ」(川原幸子代表)は7日、同市のはなのき保育園と小谷村保育園の園児約50人を対象とした交流試合を市運動公園サッカー場で開いた。ボールを追いかける園児たちの楽しそうな声が場内に響き、市村の垣根を越えて交流を深めた。就学前の子どもたちにサッカーを通じて運動の楽しさを伝え、将来的に楽しく運動が続けられる体づくりを目指すタフィタの取り組みの一環として開催。
学習旅行の未来考える 北ア観光大学 大北の魅力踏まえ発信

 県北アルプス地域振興局と「北アルプス山麓育ちin首都圏」実行委員会は8日、第4回「北アルプス山麓観光大学」を大町市の県大町合同庁舎で開いた。白馬高生が取り組み発表し人材育成の事例学んだ。。白馬村の白馬高校の2・3年生が発表。2年生が取り組んだ高校生レストランや、3年生の観光版デュアルシステムの取り組みを報告した。
「北アルプスJC」に名称変更 大町JC来年から広域連携アピール

 大北地域の青年でつくる一般社団法人・大町青年会議所(JC、田中麻乃理事長)は10日、富山県で行われた日本青年会議所(鎌田長明会頭)の理事会へ出席し、「北アルプス青年会議所」への名称変更議案を提案、承認された。2020年1月から、新たな名称で新体制のスタートを切る。、名称変更によってさらに行政の枠にとらわれない連携をアピールし、地域の発展につなげるねらい。
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