2019年11月3日(日)付

市民生涯学習の成果披露 あすまで大町地区文化祭

 大町市文化祭のメイン会場となる大町地区文化祭が2日、市文化会館一帯で始まった。4日まで、作品展示やステージ発表など、市内の各団体や個人の日頃の生涯学習活動の成果が披露されている。
 会場には大町美術会や児童クラブ、社会福祉施設や個人の趣味など、市内43団体・個人が出展した、絵画や書道、陶芸など約1600点の力作が並んでいる。お茶席やフラワーアレンジ、バレエ舞台メイクなどの活動体験コーナーも充実する。
災害に備え今できること 白馬町で防災講演会

 白馬村の白馬町区(太田豊茂区長)はこのほど、同村ふれあいセンターを会場に防災講演会を開いた。「災害に備えて今、私たちにできること」と題し、村内在住で災害NGOラブ&アース代表の橋之口みゆきさんが講演。神城断層地震の被災地の白馬村をはじめ、全国各地の災害の復旧現場で支援活動に携わっている橋之口さんの体験や事例報告から、今後起こりうる災害に備え、自分たちが何をできるのかをあらためて考え合った。
 橋之口さんは災害で大切な人を守るために、家族で話し合っておきたい防災計画の約束事について説明。どこに逃げるか、避難場所は、誰とどう連絡を取るか、家族が一緒でないときの連絡方法をしっかりと事前に決めておく重要性を呼び掛けた。
悪戦苦闘しめ縄作り 小谷小児童達人に学ぶ

 小谷村の小谷小学校でこのほど、総合学習「小谷っ子タイム」が開かれた。しめ縄作りや、やしょうま作り、ボルダリングなど多彩な体験を楽しみながら学び、村の文化歴史に親しんだ。 歴史を学ぶグループは、伊折地区の住民の指導で正月用のしめ飾りの「ごぼうじめ」「のれん」「やすの御器」「リース」の作り方を学んだ。
 熟練の手にかかればいとも簡単にできるように見えても、子どもたちがいざ始めてみると悪戦苦闘。「どうしてうまくできないんだろう」と悩みながら、両手の動かし方や力の入れ方など、達人の長年の技を少しでも会得しようと真剣に取り組んでいた。
展示やステージ文化身近に あすまで池田創造館「秋まつり」

 池田町創造館は4日まで、生活文化を身近に感じる秋のイベント「秋まつり」を開いている。身近にある物づくりや音楽を通して、作り手と使い手、表現する側と鑑賞する側が気さくに楽しめる場を提供する。
 ホールのステージとピアノを開放して連日開催する「気ままにコンサート」には、40近い個人・団体が出場。ピアノやバイオリンなどの演奏やダンス、歌などをリレー形式で発表する。
「塩の道」歩きガイドの心体得 はくば塾「養成講座」郷土史学ぶ全8回終講

 学習講座はくば塾の一環として開いてきた「白馬山麓めぐり・ガイド養成講座」がこのほど、最終回を迎えた。実学として神城地区飯田から、白馬南小学校の裏側、貞麟寺、佐野坂に至るかつての塩の道を歩き、歩くことから見えてくる郷土の歴史の奥深さを伝えた。
 飯田地区の塩の道千国街道は、大糸線開通により本来の道筋が遮断され、現在は新しい道となっている。このため講師の田中さんは、姫川砂防事務所と協働で千国街道本来の道筋や由来について解説した看板設を設置し、歴史を正しく伝えている。
国営公園冬の夜彩るイルミ 日本最多500個光のハートで「白雪姫」

 国営アルプスあづみの公園で2日、冬の夜を光で彩るイルミネーション「光の森のページェント『アルプス一千魔法のキラメキ』」が開幕した。大町・松川地区には、物語を光で紡ぐ「ストーリーイルミ」として、日本最多500個の光のハートで「白雪姫」の世界を表現。1日夜に地元住民向けの内覧会があり、親子連れなど大勢が来場。まばゆい光で演出する白雪姫の世界に浸っていた。
 大町・松川地区では今年、14色フルカラーのLED電球25万球を使用し、彩り豊かに装飾する。冬の開催で子ども連れも多いことから、昨年よりもエリアを限定し、歩いて周りやすくなった。
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