2019年11月16日(土)付

仁科神明宮装い新た 20年に1度「式年遷宮祭」始まる

 大町市社宮本の国宝仁科神明宮で15日から3日間の日程で、20年に1度の式年遷宮祭が始まった。造営補修を終え装いを新たにした神明宮が存在感を放ち、新たな20年の歴史が幕を開けた。
 式年遷宮祭初日の15日は、竣工祭が行われ、投げ餅や散銭で造営補修の無事完成を祝った。境内は氏子や地元住民ら多くの人であふれた。大町東小学校4年1組の山ア恵衣さんは「20年に1度の式年遷宮祭があることを知り、学校で仁科神明宮の勉強をしてきた。ここの雰囲気が好き。仁科神明宮やこの地域のことをもっともっと知りたくなりました」と餅を手に笑顔を見せた。
踊りやダンス持ち芸披露 白馬村シニアクラブ 芸能祭功労者表彰も

 白馬村シニアクラブ(下川辰男会長)は12日、多目的研修集会施設ホールを会場に「第29回村シニアクラブ芸能祭」を開いた。村内26の団体や個人が、この日のために練習を積み重ねてきた踊りやダンス、カラオケなどで持ち芸を披露。約300人のクラブ員が詰めかけ、特色ある演技を鑑賞しながら楽しいふれあいの輪を広げた。
 来年は東京五輪が開幕となることから、五輪にちなんだ発表があった。世界が長野で手をつなごう」の舞踊では、長野冬季五輪の踊りを披露。「2020年白馬―東京へ・五輪音頭でエールを送る」の横断幕が掲げられ、東京五輪の成功を願った。
幻想的な光松川駅前彩る イルミ3000球点灯 撮影スポット「相合傘」登場

 松川村のJR信濃松川駅北側の花壇で、イルミネーションが点灯している。約3000球の幻想的な光が駅前を彩り、通勤通学客や住民を楽しませている。今年は新たに「相合傘」をデザインした、写真の撮影スポットも登場した。
 イルミネーションは村商工会女性部(黒岩けい子部長)が住民の癒やしや駅前の活性化などにつなげようと設置。植栽を飾り付けた他、冬ならではの雪だるまやトナカイなども並べた。エコ≠ネ取り組みとして、電源の一部に太陽光発電を利用している。
信州サーモンの料理実践 調理師会大北支部 松川で「しなの食大学

 県調理師会大北支部は11日、地域の食文化を学ぶ「しなの食大学」の本年度第4回を松川村すずの音ホールで開いた。会員や一般住民合わせて13人が「大北地域の淡水魚」をテーマに学習。特産の信州サーモンを使った料理を実践し、郷土の味に理解を深めた。
 講座では調理師会の技能指導部長・中牧美郎さんが木崎マスやシナノユキマスなどの旬やおすすめの調理法などを紹介。参加者は小麦粉をまぶした信州サーモンをフライパンで焼き、炒めた野菜にあんを絡めたソースをかけて試食、舌鼓を打っていた。
「体と脳」鍛え方学ぶ 白馬 子ども向けスポーツ講演

 白馬村のバレエスクール「Y’s Ballet School」(相澤百合代表)とサッカーチームのアラグランデF・C(稲田良太郎代表)は6日、同村ふれあいセンターで子どもたちのためのスポーツ講演会を開いた。長野市のフィットネスサポートセンター代表で工学修士・健康運動指導士の三浦弘さんが「子どもの心(脳)に生きる力を」と題し講演。取り組むスポーツは違えど、運動を通じて脳を活性化させることの重要性について理解を深めた。
 講義の中で、脳を活性化させる効果が見られるという軽運動体験も行われ、子どもたちは真剣な表情で取り組んでいた。
狩猟解禁安全パトロール 警察署員猟友会ら 大北で禁止区域を確認

 本年度狩猟解禁日の15日、狩猟安全パトロールが大北地域各地で実施された。県北アルプス地域振興局・大町警察署・大北地区猟友会・鳥獣保護管理員が、大町、池田・松川、白馬・小谷の3班に分かれ、狩猟者へのマナー指導や狩猟禁止区域の確認などを行い、安全な狩猟を啓発した。狩猟期間は来年2月15日までで、イノシシ・ニホンジカのわな猟に限り来年3月15日まで。
 白馬・小谷班は7人でパトロールを実施。白馬村では姫川源流や住宅地の鳥獣保護区(狩猟の禁止)、落倉や姫川第2ダム付近の特定猟具使用禁止区域(猟銃の使用禁止)を車で巡回し、禁止場所に狩猟者がいないか目を光らせた。
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