2019年11月22日(金)付

鑑賞引換券きょう発売 北ア芸術祭 特別デザイン品も

 来年5月に開幕する大町市の「北アルプス国際芸術祭2020」の鑑賞パスポート引換チケット販売が22日から始まる。一斉に販売される通常の引換チケットの他に、JR信濃大町駅前の実行委員会事務局(市まちづくり交流課)限定で、芸術祭ビジュアルディレクターの皆川明さんによる特別デザインのチケットも入手できる。実行委事務局は「いよいよ引換チケットの販売。チケット自体も限定品なのでぜひ買い求めてほしい」と呼び掛ける。
神城断層地震きょう発生から5年 「集いの場に」願い花開く 白馬旅館「木塵」ゲームの聖地に

 2014年に大北北部を襲った神城断層地震から22日で5年。前を向いて歩き続けてきた、ある被災者の今を訪ねた。地震で半壊となり赤紙が張られながらも、1年をかけて復活した白馬村三日市場の旅館「木塵もくじん」。今では、とある古いアーケードゲームのファンが全国から集う宿となった。オーナーの柏原周平さん(41)が、廃業の淵から再興を誓い願った「この宿を再び人が集う場所としたい」という思いが花開いている。
災害時の料理法学ぶ おたり食の会 パックで湯せん非常食

 小谷村の有志でつくる「おたり食の会」は20日、村役場で「第2回村民向け料理講習会」を開いた。神城断層地震の発生から5年を迎え、各地で災害も多発していることから、災害時に役立つ「パッククッキング」を企画。会員や地域住民多数が参加して防災への学びを深めた。メニューは「ナポリタン」「豚肉の生姜焼き」「かぼちゃの煮物」「バナナ蒸しケーキ」の4品。袋の中に具材や調味料をすべて加えて湯せんして作った。具材は細かく刻んで調理時間を短縮するなど工夫を加えた。
松川すずの音ホール10周年記念 手作りの大舞台村民オペラ 音楽と芝居融合100人が熱演

 今年10周年を迎える松川村の多目的交流センター「すずの音ホール」で16日と17日、10周年記念イベントの村民オペラ「ヘンゼルとグレーテル」が開かれた。子どもから大人まで、総勢約100人の出演者とスタッフによる手作りの大舞台を成し遂げ、多くの人たちに感動を届けた。両日ともに、満席となる250人以上が来場した。オペラの音楽に芝居を交えたオリジナルの音楽劇を披露した。ピアノやバイオリン、管・打楽器などの演奏とソプラノやバリトンの歌、芝居と踊り、バレエ、合唱などが融合した見応えのあるステージを展開した。
育てた綿でクリスマス手芸 大町 南原町こども会三世代交流

 大町市南原町こども会育成会(橋克好会長)は16日、来月に迫ったクリスマスにちなんだ手芸作品づくりを公民館で行った。地区の小中学生を中心に年長者会のお年寄りも参加し、ものづくりを通じた三世代交流を深めた。子どもたちは、自ら育てた綿を使った雪だるまのオブジェや、クリスマスリース作りに挑戦した。
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