2019年11月24日(日)付

シーズン活性と安全祈願 白馬 村内5スキー場 合同で

 白馬村観光局と白馬村索道事業者協議会は23日、村内5スキー場の合同スキー場安全祈願を白馬ジャンプ競技場で開いた。村とスキー場・観光関係者ら約70人が、2019―2020シーズンの活性化と安全を願い、厳かな雰囲気の中で神事に臨んだ。
 参列者らは順に玉串をささげ、1日も早く白銀に姿を変えスキー場がにぎわいを見せることを願った。各スキー場ともオープン準備は完了し、まとまった降雪があり次第、いつでもオープンできる状態という。
東京五輪「音頭」で盛り上げ大町の久保田さん 今月末まで白馬で講習会

 白馬村の白馬ノルウェービレッジで今月末まで、「東京五輪音頭―2020―」の踊り方講習会が開かれている。大町市の久保田孝雄さんを講師に、毎回多数が参加して、来年度に迫った東京五輪への気運を高めている。
 東京五輪音頭2020は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、1963年に制作された東京五輪音頭をリメイクして制作。久保田さんは東京で踊りの専門家から指導を受けた。大北地域の住民も東京五輪音頭に慣れ親しんでもらい、五輪を踊りで盛り上げようと各地で指導を始めた。
地形地質から学ぶ防災 池田松川 防火管理協が研修会

 池田松川防火管理者協議会は20日、実務研修会を池田町の北アルプス医療センターあづみ病院で開いた。会員事業所から約30人が参加し、県砂防ボランティア協会の宮澤洋介さんを講師に、土砂災害への対策を学んだ。
 宮澤さんは「地形地質から考える自然災害」をテーマに、地盤が脆弱で土砂災害が発生しやすい県内の特性を解説。「基本は『自分の命を自分で守る』」と、災害危険箇所を示したハザードマップの確認や住民同士の声掛けによる避難訓練の実施などの重要性を訴えた。
ワタ育て地域の絆深める 大町の畑で摘み取り作業

 大町市中部エリアの、地域支え合い体制づくりの一貫として18日、ワタの摘み取りが行われた。同事業では今年、未来介護プロジェクト代表の小黒信也さんを招いて、ワタの栽培に取り組んできた。
 今年5月に小黒さんを招き基調説明と講演、ワークショップが開かれた。小黒さんが取り組む「綿花を育てて地域の絆を深める仕組み」の話を聞き、まずは皆でワタを育ててみようと種を配布した。
保育と教育現場で考える池田町 「15年プラン」策定へ研修

 池田町次期教育大綱を具現化するための一つの取り組みとして、0〜15歳の子育てや教育の質の向上に向けた環境づくりを具体的に示す「信州池田町学びの郷保小中15年プラン」の策定に向けた合同研修が18日、高瀬中学校で開かれた。町の保育士と小・中学校の教員ら約90人が参加し、「15歳の生徒に求める姿」について考えた。
 3年生3クラス8教科の中での授業参観を踏まえて行われた。県教育委員で信州大学学術研究院教育学系の伏木久始教授が講師を務めた。授業の内容や進め方についてフィードバックし、実体験のプロセスの中での学びがよりベターであることなどをアドバイスした。
「被災地の人笑顔に」願い込め台風19号復興支援 大町第一中生徒会が寄付

 台風19号の県内被災地の復興支援をしようと、大町市立第一中学校生徒会は22日、全校生徒や保護者から集まった募金6万990円を日本赤十字社長野県支部大町市地区長の牛越徹市長に義援金として手渡した。被災地の現状を知った生徒自らの立案で活動。「自分たちの行動で被災地の人が笑顔になれば」と募金に願いを込めた。
 生徒たちは「多くの人から募金が集まってうれしかった」と振り返った。「いろいろな人が募金やボランティアなどの活動をしている中で、一中も何かできないかと考えたが、行動に移すことが大事だと思った。活動に賛同してくれる人も多く、たくさんの人が参加してくれてよかった」と話した。
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