2019年11月28日(木)付

「西ルート」優位性高い 松糸道路大町市街地 県が3案を比較評価

 県大町建設事務所は27日、東・中央・西の3ルート帯案の中から絞り込むとしている地域高規格松本糸魚川連絡道路の大町市街地ルート帯案(10`)について、ささまざまな観点から比較評価した検討結果を市議会全員協議会に示した。西ルート帯案は8評価項目のうち、優位性が高いと判断する項目が最も多い7項目にのぼった。
 県は3ルート帯案を示した今年2月以降、住民説明会等での意見など踏まえながら1案への絞り込みに向け比較評価を進めてきた。評価は▽災害に強い道路、▽土地利用への影響、▽事業費、▽施工性、▽効果の早期実現―など8項目で検討。優位性が高い項目数では、西ルートが7項目、東ルートが3項目、中央ルートが2項という結果となった。
ニホンライチョウ「冬支度」始まる 大町山博

 大町市の大町山岳博物館付属園で飼育繁殖し、一般公開中の国特別天然記念物ニホンライチョウの換羽が始まった。「冬支度」の真っ白な姿になりつつある。12月1日からは公開を午後4時半まで延長する。
 公開中のライチョウは平成29年生まれの雌。換羽時期は早めから平均ほどで、今年3月の公開開始から人に見られることによるストレスや健康面の問題もないという。
体験型商業施設お披露目 スノーピーク白馬が現地見学会

 アウトドア総合メーカー「スノーピーク」の現地子会社・スノーピーク白馬は26日午後、白馬村八方口区で建設を進めている体験型商業施設「ランドステーション白馬」の説明会と現地見学会を開いた。訪れた観光客がまず立ち寄り、そこから村内に繰り出す結節点となる施設を地元住民にお披露目した。開業は2020年4月18日を予定している。
 施設は観光案内やレストランが入る「店舗エリア」、手ぶらキャンプなどが楽しめる「野遊びエリア」、芝生広場で地元からも出店を募るマルシェなどを行う「イベントエリア」を融合。野遊びを体験し、周辺地域の魅力を広く発信する施設となる。
ネット上の危険性学ぶ 池田小 スマホ・携帯安全教室

 池田町の池田小学校で21日、6年生を対象にした「スマホ・ケータイ安全教室」が開かれた。長野地方法務局大町支局と大町人権擁護委員協議会の協力で、NTTドコモから講師を招き、スマートフォンや携帯の安全な使い方について学んだ。
 個人情報の扱いについては、友達の情報をSNSに勝手に投稿しないことや公開前に確認すること、ラインなどのコミュニケーションアプリについては、文字だけのやりとりでは気持ちが伝わりにくいことや相手に思いやりをもって使うことなどを、具体例を示しながら確認した。
小学生が和の文化披露 松川 「萩の宴」で地域と交流

 松川村で活動する小学生と大人たちが「和でつながる」をテーマにもてなす「萩の宴」が23日、すずの音ホールのパッサージュなどで開かれた。和の文化を通して、地域の人たちと交流した。
 「萩の宴コンサート」では、放課後子どもプラン事業の「子ども教室」で舞踊や箏、落語、劇を学ぶ松川小の児童と、住民による「箏アンサンブル櫻」が出演し、「竹取物語」を披露した。箏の音色を折り混ぜながら、かぐや姫や帝などに扮した役者たちが物語を語った。
地域に提案3年間の集大成 池田 高瀬中で総合学習発表会

 池田町高瀬中学校3年生74人は20日、地域に向けた総合的な学習発表会を行った。竹内延彦教育長はじめ町や児童センターの職員、地域おこし協力隊などの前で、3年間の集大成を発表した。
 生徒らは1年目で「町を知る」、2年目で「町に出る」、3年目で「町に恩返しする・提案する」をテーマに、学習を進めてきた。児童クラブ、福祉、スポーツコース、花とハーブの里、特産品メニュー、マップ作り、写真・風景の7つのテーマを設定して活動した。
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