2019年11月29日(金)付

交流の場「てらこや」カフェ 大町岳陽高生と信大生が企画

 大町岳陽高校生と信州大学生が運営するカフェ「てらこやCafe〜澄果〜」が28日、大町市八日町の「.BASEOMACHI」(ドッドベースオオマチ=旧ミヤハラ電器店)で開かれた。両校の学生が取り組む大町の魅力を発見・発信するプロジェクト「まちのてらこや」から発展した試みで、イベントなどを通じて地域交流の場をつくる。
 午前10時からの昼の部と午後3時からの夕方の部で開催。昼の部は大町の水で入れたコーヒーと紅茶の提供や飲み比べを行い、来場者は雰囲気のある室内で入れたての香りを楽しみ、くつろぎのひと時を過ごした。夕方は学生の勉強スペースとして開放し、授業を終えた岳陽生らが参加。期末試験に向けた勉強をするなど、「高校生が放課後にいられる場所」として利用した。
震災に学ぶ神職の役割 県神社庁 神城地震被災地で研修

 長野県神社庁は25日と26日、教養研修会を開いた。本年度は「防災」をテーマに、5年前の神城断層地震の被災者から体験談を聞いたり、白馬村の城嶺神社への参拝などが行われた。県内各地の神職が多数参加して、地域社会の信仰の核として、災害時における神職と神社の役割や防災への心構えについて意識を高めた。
 城嶺神社は神城断層地震で旧社殿が全壊し、地域内の平地へと移設された。堀之内地区の高齢者支え合いセンターでは、同社の傘木則興宮司、当時の区長と氏子総代長を務めた鎌倉宏さんが、再建までの体験談を語った。
秋晴れの下駆け抜ける 松川年末マラソン村内外の選手が交流

 松川村アスリートクラブ(熊井弘会長)は24日、第22回年末マラソンを同村川西運動公園ランニングコースで開いた。小学生から一般まで幅広い層の約40人がエントリー。晩秋の秋晴れの下、起伏に富んだコースを駆け抜けた。
 大会は運動公園を取り巻く1周800bのコースを周回して行われ、2000b・3000b・5000bの距離に分かれた年齢・男女別の部門で競った。参加者は大北や安曇野、遠くは諏訪など広く中南信から。沿道からは小さな子供からの「パパ頑張れ」、ゴール間近の仲間に「ラスト頑張れ」など、多くの声援が飛び交った。
美遊活用小さな拠点≠ノ 大町市美麻地域づくり会議市長へ提案書

 大町市美麻の「ぽかぽかランド美遊」を有効活用する小さな拠点≠テくり事業が始まる。美麻地域づくり会議が今月、牛越市長へ提案書を提出した。
 小さな拠点は「暮らしを守り、地域コミュニティを維持して持続可能な地域づくりを目指す」ための取り組みとして国が進める。地域運営組織の法人化などを促進する。地域づくり会議では、全国の先進的な取り組みを視察するなど、数年をかけて準備を進めてきた。
「さすまた」の使い方学ぶ 暴力対策協議会大町支部 事業所従業員が防犯訓練

 公益企業等暴力対策協議会大町支部はこのほど、防犯訓練を大町市の中部電力大町サービスステーションで行った。各事業所の窓口に不審者などが侵入したことを想定し、いざというときに防犯用具「さすまた」を使いこなせるよう訓練した。
 大町署刑事課の指導で各事業所からの参加者10人が実際にさすまたを使って、偽の刃物を持った犯人に扮する署員を制圧した。「顔付近に突きつけてけん制すると効果的」「複数人で対応し、さすまたで抑えている間にイスなどを使って武器を落として」などこつを教わっていた。
自転車保険加入呼び掛け 大町署池工で義務化の条例周知

 県の自転車条例施行を受け、大町署は28日、自転車の安全利用を呼び掛ける啓発活動を池田町の池田工業高校で行った。署員と生徒会役員、教職員の計約10人が、登校してきた生徒にチラシを配り、自転車損害賠償保険などへの加入が義務化された条例の周知を図った。
 同署によると、条例では自転車による交通事故で多額の損害賠償を請求されるケースに備え、自転車損害賠償保険か、相当する補償が付帯された保険への加入を義務付けている。違反に対する罰則はない。10月1日から施行された。保険には自転車専門店など取扱店で加入できるという。
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