2019年12月1日(日)付

アルペンルート営業終了 扇沢 シーズンの感謝込めリンゴ配布

 北アルプスを貫き長野・富山両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が11月30日、本年度の営業最終日を迎えた。長野側の玄関口・大町市の扇沢駅では、地元関係団体でつくる市プロモーション委員会が、シーズン中の感謝を込めて、旬の県内産リンゴを観光客に配布した。今年は無軌条電車「トロリーバス」から電気バスへと移行して最初のシーズン。入り込み数は、100万人を突破した昨年の反動や秋の台風などの影響を受け、速報値で約90万1000人と例年と比べて減少した。外国人観光客は台湾人を中心に約2割を占めた。
100人歓迎接客学ぶ 白馬 高校生ホテル7・8日に

 白馬村の白馬高校国際観光科2年生38人は7?8日、高校生だけで1泊2日のホテル業務を実践する「高校生ホテル」をシェラリゾート白馬で実施する。昨年より拡大し、100人規模の宿泊客の歓迎に挑戦。観光コースの授業を選択した16人は成功に向けて、レストランやフロントでの接客を学んでいる。同ホテルは「みらい協育サポーター」として同校を支援。高校生ホテルの原案も、同ホテルの故・富原寛前社長が、国際観光科が設立される前に白馬高校支援の中で提案していたもの。地域の観光人材を育みたいという願いが、このホテルを会場についに実現した形だ。
伝統ぼろ織り技習う 小谷「養成塾」の後期開講

 小谷村と村の有志で作る「小谷ぼろ織りの会」主催による、「小谷織り姫養成塾」の後期が、おたり名産館で開講している。今期は富山県からの受講希望者があった。同村に伝わる昔ながらの手仕事の技を身に付けようと、熱意をもって習得に励んでいる。ぼろ織りは昔の着物や野良着などの古布を細く裂き、はた織り機で新たな布を織り込む昔ながらの伝統工芸。養成塾はぼろ織の伝統を今に伝え、ぼろ織の織り技術者を育成する目的で毎年2回開いている。
手づくり食囲み旧交温め 常盤 ゆずり葉の会がお年寄り招待

 大町市常盤上一の地域ボランティアグループ「ゆずり葉の会」(西澤純子会長)は11月25日、常盤地域のお年寄りを招待した恒例の食事交流会を常盤公民館で開いた。会員や一人暮らしのお年寄りなど約50人が手づくりの家庭の味を味わい、隣近所の住民と交流を楽しんだ。参加者は会話に花を咲かせながら「毎年の楽しみ」「いいあんばいでおいしい」と楽しんでいた。
海外の大学生 日本農業学ぶ 5カ国から25人大北で体験

 SAARC(南アジア地域協力連合)に所属する、インド・モルジブ・スリランカ・ブータン・ネパールの5カ国の大学生25人が、日本の農業を学ぶために11月27日から12月2日まで白馬村などを訪れている。29日は大町市のJA大北本所で座学とリンゴ畑の見学などが行われ、日本の農業に理解を深めた。
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