2019年12月8日(日)付

モンキードッグ育成向上 大町訓練士指導8匹合同で

 大町市内に出没し、農作物被害などをもたらすサルを追い払う、市の「モンキードッグ」合同訓練が7日、市役所などで行われた。モンキードッグとして登録されている犬と飼い主が、服従訓練やサルの出没現場での追い払い訓練などを行い、訓練レベルの維持、向上を図った。
 同日の訓練には市内から8匹が参加。市モンキードッグ育成サポートクラブ会長で公認訓練士の磯本隆裕さんの指導で、飼い主の指示に従ったり他の犬に吠えないことなど、これまでの訓練を復習した。併せて意見交換会も行い、市内のサル出没状況や追い払い活動の報告などを行った。
小学生地粉でそば打ち 大町 社地区子ども会が学習会

 大町市社地区の子ども会育成会協議会は7日、そば打ち体験学習会を社公民館で開いた。地元の小学生など約50人が参加し、地元産のそば粉を使った二八そばづくりに挑戦。信州の名物を自らの手で一からつくった。
 学習会は10年以上続く活動で、2011年からは地元のNPO法人仁科の里づくりが、育てたそば粉を無償で提供している。グループで協力し、適切な水回しやそばの生地を内側に練り込み、団子状にまとめる「菊練り」など本格的な技術を学びながらそばを仕上げていった。
児童の力作「ギャラリー」に 小谷小で13日まで展示

 小谷村の小谷小学校で、児童が2学期までに制作した作品を展示する「小谷っ子ギャラリー」が開かれている。児童が休憩時間などに鑑賞に訪れ、友達の作品の表現から刺激し合い、学びを深めている。展示は13日までを予定している。
 展示作品は図画工作が中心。友達をモチーフにした絵や、糸のこぎりを使って作った細やかな造形作品、天然素材を使ったクリスマスリースなど、工夫にあふれた力作がずらりと並んでいる。
小学生に絵本読み聞かせ 松川中図書委員 読書旬間に初

 松川村の松川中学校の図書委員19人は11月29日、松川小学校で絵本の読み聞かせを行った。朝の活動の時間を使い、各クラスで1人1冊の本を読み、交流を図った。
 図書委員らは、安曇野ちひろ美術館で夏休みに行った絵本の読み聞かせボランティアの経験を踏まえて、自信をもって小学生に読み聞かせた。「スイミー」や「はらぺこあおむし」などの定番の他、戦争や平和をテーマにした絵本なども読んだ。
食事通じて異文化交流 大町 外国人のための日本語教室

 大町市の大町公民館は4日、講座「外国人のための日本語教室」の年末交流会を公民館料理実習室で開いた。教室を受講する生徒や家族、講師などが参加し、さまざまな国の料理を食べて異文化交流した。
 年末交流会は生徒同士や地域との交流の場として毎年開催。講師代表の川上佐貴子さんと公民館職員の太田勲さんが作ったおでんと炊き込みご飯、生徒が持ち寄ったネパール料理やタイ料理などを食べて、ワイワイと楽しんだ。
エネルギー自治可能性探る 白馬「おだやかな革命」上映・討論

 白馬村のエイブル白馬五竜スキー場で1日、「おだやかな革命」上映会と「地域にとっての豊かさ?とは持続可能な村の未来を考える」パネルディスカッションが開かれた。各分野のトークゲストが、鑑賞した映画をふまえて白馬の自然と豊富な水を生かした山岳リゾートならではのエネルギー自治の可能性について持論を展開した。
 映画は東日本大震災後、自然エネルギーの推進に取り組むドキュメンタリー。小水力発電事業の成功により地域に活気を取り戻した岐阜県郡上市石徹白集落や、広大な森林からでる間伐材を燃料とする薪ボイラー導入で循環型経済を目指す岡山県西粟倉村など、さまざまな地域で行われている自立のための取り組みが紹介された。
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