2019年12月11日(水)付

地域づくり成果たたえる 支援金5団体表彰事例発表も

 県北アルプス地域振興局と北アルプス広域連合、北アルプス自立圏は7日、「元気づくり支援金優良事例発表&地域おこし講演会」を白馬村役場で開いた。
 北アルプス地域では本年度、白馬村の白馬Women’s Clubが知事表彰、大町市観光協会、池田町観光推進本部、白馬商工会青年部、白馬村どんぐりを元気にする会が、地域振興局長表彰優良事例に選ばれた。
 団体の代表者に北アルプス地域振興局の滝沢弘局長から表彰状が手渡され、魅力ある地域づくりへ取り組む活動の成果をたたえた。
冬が旬イチゴ楽しんで 白馬 全天候型農園オープン園児招待

 白馬村のエコーランドに今シーズンから全天候型のイチゴ農園「スノーファームHakubaいちご園」がオープンした。冬シーズンに白馬村を訪れる外国人観光客が増加する昨今、全天候型施設で冬季に旬を迎えるイチゴを堪能してもらうことで、観光客の満足度向上と農業を通した地域活性化に期待を込めている。
 開園セレモニーが10日行われ、地元の信学会白馬幼稚園の園児が招待された。園児らは一粒6aを超える大きさの真っ赤に熟したイチゴの実を口に運び「甘くておいしい」と満面の笑みを見せていた。
落雷被害復旧工事に4800万円 松川村議会開会 補正予算案を可決

 松川村議会12月定例会は10日、開会した。川西地区で発生した落雷被害の復旧工事費約4800万円を盛った令和元年度一般会計補正予算案と水道事業会計補正予算案が上程された。
 村によると、被害は10月19日午後3時半ころ、川西地区の電柱に落雷があり、落下地点から北に約400bにわたって、農業用水路と水道管が破損。1世帯が約1日間、断水するなど影響が出た。
昔ながらのしめ縄作り 白馬高3年生が体験学習

 白馬高校普通科の教養コースを選択している3年生18人はこのほど、「野外」と「環境」について学ぶ授業の一環で、しめ縄作りを体験した。昔の伝統技術の素晴らしさを体感しながら地域の自然環境保全の重要性を再認識した。
 授業では小谷村の楽農支援員・吉澤信男さんと、地域おこし協力隊員・小林明子さんを講師に、稲作の副産物の稲わらを使って、しめ縄作りに取り組んだ。編みやすく準備されたわら束を、自分たちの手でさらに選別し、数本のわらで縄をなう練習から始めたが、手のひらでひねってもすぐにほどけてしまい、最初から悪戦苦闘。それでもしだいにこつをつかみ、それぞれに納得の行く作品が完成した。
伝統「どんど焼き」に協力 大町神栄町「夢現会」が竹調達

 地域の伝統文化を子どもたちに伝え、次代につないでいってほしい―。大町市神栄町で、地域を元気にする活動を続ける「夢現会」(山口秋男会長)は、小正月に町内の小学校PTAが主催する「どんど焼き」に協力するなど、伝統文化の継承に力を注いでいる。「子どものころの思い出は残るもの」と、子どもたちに楽しい思い出を持ってもらい、地域への愛着を育む。
 元号が変わり令和最初のどんど焼きは、「盛大に」と約100本の竹を用意。竹は3年前から社山下の大日向功さん(71)が提供し、11月に夢現会の会員とPTAで切り出した。
来年の平安願いお札払い 池田八幡神社で「大麻頒布祭」

 池田町の池田八幡神社で6日、新年に向けて「大麻頒布祭」が開かれた。来年一年間の無病息災や家内安全などを願う、伊勢神宮と町内各神社のお札計4000枚をお払い。氏子総代を通じて、各家庭に配る。
 池田、会染両地区の総代約30人が神事に参加し、「天照皇大神宮」と書かれた神宮大麻を受け取った。平林秀文宮司は「令和になって初めての年越し。新しい時代も、各家庭が平安で穏やかに過ごしてもらえれば」と願った。
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