2019年12月13日(金)付

北ア山麓ブランド海外へ 台湾で販売来年度本格化

 大北地域の特産品などを発信する、北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会は来年度から、海外販路の拡大に乗り出す。台湾大手スーパーで認定品を販売することが決まるなど、北ア山麓ブランドの海外発信が本格化しそうだ。12日の新規認定品記者発表で運営委員長の宮澤敏文県議が明らかにした。
 会見で宮澤県議は「認定品の数は100品を超え、これから第2段階となる。ブランド品をどのように活用するかが大事」と強調。海外販路もその一環と捉え「商品の付加価値を高め、可能性を深めてさらなる魅力づくりに取り組みたい」と話した。
インドアに冬の遊び場=@白馬で14日「ハクバウンス」オープン

 白馬村神城地区に14日、インドアレクリエーション施設「HakuBounce(ハクバウンス)」がオープンする。宿泊施設が所有する冬季休館中の体育館を借りて、悪天候でもスノースポーツ以外のアクティビティを楽しんだり、トレーニングに利用できる施設とした。スタッフは「多くの人が気軽に集えるアクティブな遊び場になれば」と話している。14・15日はオープン記念で全施設利用を無料とする。
 場所は国道148号沿いの神城郵便局近く。施設内部には壁面も合わせ大小27面のトランポリンをはじめ、室内型サバイバルゲームフィールド、バドミントンやビーチバレーが楽しめるコーナー、ボールプールといった、多彩な遊び場≠完備。小さな子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめるつくりとなっている。
卒業記念に「相道寺焼」 池田小6年生が作陶体験

 池田町の池田小学校6年生45人は7日と8日、クラスごとに卒業記念の作陶を町の「相道寺焼」の窯元で行った。宮澤弘幸さん(54)の手ほどきで、思い思いの作品づくりを楽しんだ。
 児童らはやり直しながら道具を使い、カップや皿、花瓶、置物など、思い思いの作品づくりに没頭。こつを教わり、手直しを受けながら作品を完成させた。
小6生新生活に期待 小谷中で来年度入学説明会

 小谷村の小谷中学校は3日、来年度入学予定の小谷小学校6年生児童17人への入学説明会を開いた。児童が中学校の教室で音楽の授業を体験したり、1年早く入学した現1年生から学校説明を聞き、春から始まる中学校生活に期待を高めた。
 説明会では1年先に中学校に入学した先輩から、中学校の特色、学校生活における決まりや部活動、生徒会活動など、中学校生活全般の説明を受けた。先輩の大きく成長した姿を目の当たりにして、入学への期待と新たな環境での学習に対する意欲を高めていた。
しょうゆ搾り「しょっぱい」 池田 こども園おひさまで作業

 池田町会染の認可外保育園「安曇野シュタイナーこども園おひさま」は4日、しょうゆ搾りを行った。園児や保護者らが仕込んだもろみで、安心安全なしょうゆを作った。 搾り師の天野次郎さん=同町広津=が、昔ながらの道具で、約60升のしょうゆを搾った。お湯を加えて緩めたもろみを麻袋に入れ、「船」と呼ばれる搾り器の中に重ねて圧をかけ、時間をかけてしょうゆを搾り出した。
 園児らは、あめ色の生じょうゆを飲むようにして味見し、「あまじょっぱい!」「にがしょっぱい!」と笑顔ではしゃいだ。
小さな神社にも御朱印 大町など9社 平林宮司がデザイン

 大町市常盤西山の平林秀文宮司が奉仕する9の神社で、初めて「御朱印」が制作された。天皇陛下の即位や昨今の御朱印ブームも手伝い、今まで御朱印の無かった小さな神社に目を向けてほしいと思いを込める。各神社の師走の大祓式で限定授与する。
 判は平林宮司がデザインした。雪の多い源汲神明社(平源汲)は千木を囲んだ雪輪、柏の木が御神木の一本木神社(常盤上一)は柏の模様、八王子神社(常盤西山)は松葉など、それぞれの神社や地域にちなんだ特徴のある絵様を施す。
 すでに御朱印のある5社を含め、平林宮司が奉仕する14社で授与が可能になった。平林宮司は「一番はお参りに来てほしい。御朱印をきっかけに、伝統を紡ぎ地域を守る小さな神社に目を向けてほしい」と願う。
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