2019年12月19日(木)付

山雅J1復帰へ再挑戦 大町・池田ホームタウンに報告

 サッカー松本山雅FCの神田文之社長は19日まで、大町市や池田町などホームタウン9市町村を訪れ、今季の成績を報告している。J1残留を逃したシーズンを振り返り、「再びチャレンジしたい」と来季への意気込みを話す。大北地域のサポーターからも「J1復帰」を願う熱烈なエールが早くも上がっている。
 神田社長は18日、加藤善之副社長らと池田町役場を訪れ、甕聖章町長に2度目のJ1挑戦を17位で終えた成績を報告。J2で戦う来季に向けては「J1昇格を見据えてチームの若返りを図りたい」と話した。19日は大町市を訪れる予定だ。今季で勇退する反町康治監督については「創成期からチームをつくり上げてくれた偉大な存在。土台を継承していきたい」とした。後任の布啓一郎新監督については「育成年代の経験が豊富な監督。トップチームの強化でも盛り上げてくれると思う」と期待を寄せた。
既存の宿外国人向けに再生 栂池「アンプランビレッジ」開業

 外国人観光客が多く訪れる白馬山麓で、東京都内で外国人に人気のホテルブランド「UNPLAN(アンプラン)」を展開するFIKA(福山大樹代表取締役)がリノベーションと運営を手掛ける宿泊施設が今シーズンから開業する。外国人観光客へ対応するノウハウを生かし、今後も白馬エリアの宿泊施設の再生に協力したいと意気込む。
 福山代表(45)と白馬山麓をつないだのは、白馬村出身で都内で貿易会社・富蔵貿易を営む大塚史彦さん(38)。瑞穂の「プチホテルぴー坊」が実家で、昔ながらの宿泊業者の苦労を知る中、「時代に合わせた宿経営を支援したい」とインターネットを通じた集客支援やホテル運営代行などの業務も手掛けるようになった。
そば打ち名人の技伝授 池田町創造館で体験教室

 池田町創造館は14日、そば打ち体験教室を開いた。そば打ち名人の高山ロさんが、家庭でできるそば打ちの技を伝授した。
 そばは塩気と乾燥を嫌うことや、温度や湿度によって加水の量が変わること、水回しがそば打ちのポイントであることなどを伝えた。そば切りの音を、「長野県の音」と紹介した。 町民を中心に定員を上回る15人が参加し、真剣にそばを打った。家から持参した包丁を使い、手軽にそば打ちを楽しんだ。
楽器と歌声観客を魅了 松川協力隊の田野崎さん すずの音でトリオコンサート

 松川村の地域おこし協力隊員でシンガー・ソングライターの田野崎文さんらによるトリオユニット「tritonica(トライトニカ)」は14日、「2019コンサート冬のうた」を村すずの音ホールで開いた。アルトの音域をもつ渋い楽器の音色と透明感のある歌声が、観客を魅了した。
 ユニットは、ソロギタリストの伊藤賢一さん(東京都)とクラシックビオラ奏者の三好紅はなさん(千葉県)、田野崎さんで編成。子どもから大人まで、満席となる約200人が来場し、歌声や音色に聞き入っていた。
新酒発売伝統の酒林飾る 大町薄井商店 寒仕込みの季節へ

 大町市の白馬錦醸造元・薄井商店(薄井朋介社長)は15日、今季の新酒「しぼりたて純米無濾過生原酒」と、純米にごり酒「冬の銀河」を発売。酒蔵の前に新しい酒林を掲げた。
 真新しい深緑色の酒林は、新酒ができたことを知らせる伝統的な看板=Bシンボルでもあり、守り神。杉の葉を束ねて、丸く刈り込んだ形から「杉玉」とも呼ばれる。
外国人スキー客に啓発 大町署など関係機関 事故やトラブル回避へ

 国内外から大勢のスキー客が訪れるハイシーズンを前に、大町署など関係機関は交通安全やスキー用品の盗難防止、外国人が関わるトラブル防止、安全なスキーなど、冬季の安心安全を呼び掛けている。
 白馬村では17日、同署、村職員、自主防犯ボランティア「セーフティ・サポート・チーム」など約20人が啓発活動を実施。外国人スキー客を中心に英語表記のチラシやポケットティッシュを配布した。
 一方、スキー場内でのスキー・スノーボードの盗難が多発していることから、同署は今シーズン、盗難防止啓発ポスターを製作した。県警とセキスイハイム信越が結ぶ「安全・安心な社会づくりに関する協定」に基づき、同社の協力により日本語と英語の2種類を300枚ずつ作成。「休憩中、スノーボード(スキー)はワイヤーで縛っておく」「カメラなどの貴重品は目の届くところに置いておくように」と表記し、各市村を通じてスキー場やレンタルショップ、宿泊施設などに掲示する。
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