2019年12月22日(日)付

環境保全や美化の功績 豊かな環境づくり大北会議 大町と松川・2団体表彰

 大北地域で環境保全を推進する52団体で組織する「豊かな環境づくり大北地域会議」(小林平八会長)は18日、地域で環境保全や美化に取り組み、功績が顕著な2団体を表彰した。大町市の県大町合同庁舎で表彰式を開き、同市社宮本の老人クラブ「宮本健楽会」と、松川村東松川の「東松川ひまわりの会」に表彰状を授与した。
 表彰式では、同会議副会長の滝沢弘・北アルプス地域振興局長が表彰状を授与し、「地域の身近なところを美化していただいている。これからもすばらしい活動を続けてほしい」と受賞者に向けた。
校舎被災の東北中に寄付 白馬中生 トレイルラン義援金

 白馬村の白馬中学校の生徒たちは18日、台風19号で校舎が被災した長野市立東北中学校を訪れ、11月に生徒が企画したトレイルランイベント「白馬国際ミニオリンピックトレイルラン」で集めた義援金36000円を、東北中学校の加瀬浩明校長に手渡した。
 白馬中は2020東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げようと、生徒会有志が中心となってイベントを企画。当日は同校生徒をはじめ、一般や白馬高・小谷中の生徒らも参加する盛況となった。義援金は大会参加費と、当日の参加者に呼び掛けた募金を集めたもの。
地域の平安願い門松作り 池田の有川さん南部消防署に寄贈

 池田町五丁目の有川忠男さん(79)は18日、手作りの門松を北アルプス広域南部消防署に寄贈した。来年一年間の地域の平安を願い、縁起物や防災標語を飾り付けた。
 有川さんは長男の壽広さん(53)が広域消防に勤務する縁で、毎年門松を南部署に寄贈。23回目の今年は、地元の山から竹や松を集め、高さ約180aの門松を制作。縁起物の南天やおやすなどで飾り、自身で考えた「災害に備えてあんしん防災グッズ」の標語を掲げた。
踊り継ぐ会同士教え合う 安曇節保存会大豆島甚句と交流

 松川村の正調安曇節保存会(平林秀夫会長)は15日、長野市の大豆島甚句保存会(市川幸雄会長)を招いた交流研修会を松香荘で開いた。地域の踊りを継ごうと取り組んでいるそれぞれの団体計48人が相互に踊りを教え合い、交流を深めた。
 安曇節保存会では例年、他団体との交流を深めている。両会は長野市大岡での交流会が縁でつながり、松川から昨年11月に大豆島へ訪れたことから、今年は松川に招いた。
臼ときねでお供えづくり 白馬幼稚園でもちつき会

 白馬村の信学会白馬幼稚園(中村豊園長)で17日、恒例のもちつき会が行われた。園児が昔ながらの臼ときねで、年神様のお供えにするもちをつき、新しい年が良い年であることを願った。
 もちつきを前に、教諭らが寸劇を披露。もちつきの由来や、米の大切さについて園児に分かりやすく説明した。 もちつきは保護者らと体験した。「これからお餅になります」と教諭から蒸しあがったもち米を見せてもらった園児らは「いい匂い」「まだ粒々だね」と興味津々。その後2人から3人が一組となって、重いきねを振り上げ、協力してもちをついた。
打ち納め 1年振り返る 大町のこども囲碁教室

 大町市のアルプス囲碁村推進協議会(勝野稔会長)は21日、「こども囲碁教室」の打ち納めを東町のアルプス囲碁村会館で行った。受講者や指導者など約40人が参加し、今年最後の対局を楽しみながら、一年間の成果を振り返った。
 教室では園児から小学6年生までの参加者が近しい段級位同士で対局。碁盤をはさんで、真剣な表情で碁石を打った。中には入門講座の高齢者を相手に世代を超えた交流を深める受講者もいた。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.