2020年１月３日付

2020年１月３日(金)付

新春に力強く「初打ち」　松川響岳太鼓大和田神社で

　松川村の信濃国松川響岳太鼓（仲川達也会長）は2日、新春恒例の「初打ち」を村内の大和田神社で行った。全国大会を控えた子供会などが力強い演奏を地域住民に披露。一年の始まりを告げる音色を北アルプス山麓に響かせた。
　初打ちには子供会と同会ＯＢ、大人会などのメンバー約60人が参加。一年間の公演の成功や全国大会の活躍を願い、代表曲の「ＪＡＰＡＮ」や「化心」など9曲を奉納した。一糸乱れぬリズムに、住民たちから大きな拍手が響いた。

初滑りで正月祝う　白馬47 「福々まつり」盛況

　白馬村の白馬47スキー場で1日、恒例の「元日福々まつり」が開かれた。国内外から多数の来場があり、祝い酒や豪華賞品を獲得するじゃんけん大会で、スキー場での正月気分を堪能した。
　祝い酒はゴンドラの運行が始まる午前8時に合わせ、利用客に振る舞われた。元旦は好天に恵まれ、初滑りを楽しむためにオープン前からゴンドラにも長蛇の列ができてにぎわった。
　訪れたスキー客は新年最初の振る舞いに大喜び。太田達彦社長やスタッフが差し出す日本酒を笑顔で受け取り、日本の伝統行事を楽しんでいた。

良い年が過ごせるように　大北各地二年参り･初詣

　大みそかから元旦にかけての二年参りや初詣に訪れる人々で大北各地の神社や寺はにぎわった。友人や家族とともにお参りをしたり、おみくじを引いたりと一年の始めに、良い年が過ごせるように願った。
　昨年、20年に1度の式年遷宮祭が行われた大町市社宮本の国宝・仁科神明宮では、由緒正しいお宮で新年のお参りをしようと、県内外から多くの家族連れなどの参拝客が訪れ、昼前には参道に長蛇の列ができるなど混み合っていた。参拝客はお参りだけでなく、日本最古の神明造として国宝に指定され、昨年改修が行われた本殿・釣屋・中門を見学する人も多かった。「うわあ、すごい」「立派な建物だね」などと感嘆の声をあげていた。

にぎやかに新春初売り　令和2年祝い大北各地で

　にぎやかに令和2年の新春を祝う初売りが、大北各地で始まった。池田町会染の「大雪渓酒造」は1日、直営店の花紋大雪渓で元日イベントを開催。午前10時に鏡開きを行い「よいしょ」で掛け声で威勢よく開幕した。同社の元日イベントは4年目。しぼりたての純米吟醸無ろ過生原酒を、元旦に瓶詰めした日本酒を限定販売。多くの買い物客でにぎわい、樽たる酒や甘酒の振る舞い、新春特別セットの販売などを行った。
　大町市常盤の「ラ・カスタガーデンコスメショップ」は2日、人気の福袋「2020ハッピー袋」を並べて初売りを行った。ハッピー袋はラ・カスタの人気シリーズの詰め合わせ、1万円＋税。開店の午前10時を前に十数人が列を作り、オープン後も続々と買い物客が来店した。

初の「令和」年賀状お届け　大町郵便局で出発式

　大町市の大町郵便局で1日、令和最初の正月を迎え、年賀状配達の出発式が開かれた。バイクにまたがった職員約40人が一斉に市内に繰り出し、年始のあいさつを各家庭に届けた。
　今年は八坂地区を除く市内全域に23万3411通の年賀状を配達。ＳＮＳ普及などに伴い、前年と比べ89％に減少した。職員たちは一度に30～40㌔もの年賀状をバイクに積み込み配達。市内には効率的に回れるよう、特別に中継地を設けた。

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