2020年1月4日(土)付

式年遷宮祭記録し後世へ 大町市社の仁科神明宮 祭事追った写真集完成

 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮で昨秋行われた、20年に一度の式年遷宮祭の姿を記録した写真集がこのほど、完成した。貴重な、式年遷宮の祭祀さいしの様子や造営工事の過程などを写真で紹介。仁科神明宮について専門的な解説もあり、歴史を後世に伝える一冊となっている。写真集は、前半は式年遷宮の厳かな祭事を追ったモノクロ写真で構成。後半はカラーの写真付きで、地域の歴史研究家など専門家による解説から信仰や地域との関わりなどを知ることができる。
4部門公募 大北から5点入賞 13日まで松本で「中信美術展」

 中信地区最大規模の美術公募展「第72回中信美術展」(中信美術会主催)が3日、松本市美術館で始まった。日本画と洋画、彫刻、工芸の4部門が設けられ、中信地区を中心に県内外から322点の応募があり、37点が入賞した。内5点を大北関係者が占めた。洋画部門で池田町の高崎ほづみさんが松本市美術館奨励賞、大町市の勝野通子さんが松本信用金庫賞、松川村の北條知世さんがシナノ画房賞を受賞。彫刻部門で白馬村の塩島千典さんが市民タイムス賞、工芸部門で同じく郷津一美さんが信越放送賞に輝いた。池田町の平本研一さんと松川村の甲斐澤治子さんが会員に推挙された。
走り初め≠ナ1年スタート 元旦マラソン 池田 新春に飛躍願う

 池田町体育協会陸上クラブ主催の第24回元旦マラソンが1日、池田保育園を起点とした周回2`のコースで開かれた。幅広い世代から約100人が参加し今年1年の飛躍を願いながら新春の朝を快走した。参加者たちは、順位や距離にこだわることなく自分のペースで周回を重ね心地よい汗を流した。陸上クラブ役員手作りの豚汁の振る舞いもあった。
地域住民交流 健康づくり 大町市社 元旦マラソン 30回節目に過去最多192人

 大町市の第30回社地区元旦マラソン(社公民館主催)には、市内外の1歳から86まで過去最多の192人が参加。走り初めを楽しみながら節目を祝った。社マラソンは社公民館併設の民俗資料館が昭和60年に開館したのを記念し、地域の活性化を目指して翌61年1月1日にスタート。地域住民の交流や健康づくりを図るイベントとして親しまれている。参加者は。合図と同時に一斉にスタートし、高台から北アルプスを望む市道常光寺?山の寺線を駆け抜け、年代男女別の8部門で順位を競った。
白銀のスキー場で「謹賀新年」 白馬五竜IIMORI 餅振る舞い 催し楽しむ

 白馬村のエイブル白馬五竜スキー場IIMORIで2日、恒例の「謹賀新年イベント」が開かれた。国内外から訪れた多数のスキー客らが、白銀の中で盛りだくさんな企画を楽しんだ。イベントではたる酒の鏡割りや昔ながらの餅の振る舞いなどを実施した。大人や子どもが多数参加して重いきねを振り上げて餅つきを楽しんだ。つきたての餅はきなこ餅にしてその場で来場者に振る舞われた。来場者は舌鼓を打ちながら、正月気分を体感していた。
新年願い込め干支の大書 小谷 中谷諏訪神社にお目見え

 小谷村中土の中谷大宮諏訪神社では、杉本英彦宮司が恒例となっている、干支えとにちなんだ縁起の良い言葉を拝殿の戸板に書き、新年の参拝者を迎えている。今年は十干十二支の干支を表す「庚子(かのえね)孳(しげる)水」の4文字と、一文字9画の文字を使った「九九消寒文字」を書き連ねた。一文字一文字が全て9画で書かれた漢字は、中国の貴族の古い遊びに由来するもの。冬至を皮切りに、一文字を9日ごとに書いていくと、掛け算の九九八十一で八十一日目に春を迎えるという。
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