2020年1月17日(金)付

団体キャンセル増に危機感 スキー場宿泊施設 雪不足大会中止相次ぐ

 暖冬の影響による極度の雪不足に見舞われ、冬の経済をウインタースポーツに頼る大北地域では厳しいシーズンとなっている。15日には雪が舞ったが、1月半ばを過ぎても十分な降雪には足りない。スキー大会の中止や本格的な営業ができないスキー場もあり、宿泊施設にも影響が及んでいる。スキー場と観光関係者たちは「死活問題」と危機感を強める。
 白馬村のクロスカントリー競技場スノーハープでは、関係者の懸命の雪入れにもかかわらず大会中止が相次ぐ。村スキークラブによると、県スキー大会週間のうち、約600人が参加するクロスカントリー競技と約30人の中学生ジャンプ・コンバインドが中止に。23日からの全日本スキー選手権のクロスカントリー競技も実施の可否を検討する事態。これらに伴い宿泊のキャンセルが発生している。
 小中学校のスキー教室など多くの団体を受け入れる大町市の爺ガ岳スキー場は、15日夜までの降雪で16日に営業再開できたものの、今季は再開と休止を繰り返し本格営業できていない。すでに3団体約200人がキャンセルとなり、関係者は「雪不足が続けばさらにキャンセルが増えることも」と危惧する。
ママの手作り「入園グッズ」 大町 児童センターで講座

 大町市児童センター(田中美和子所長)で15日、講座「入園グッズ作ってみませんか」が開かれた。春に入園を予定する未就園児の母親などが、コップ袋や上履き入れなど園生活で必要になるグッズを手作りした。
 母親たちは、コップ袋と上履き入れの布セットの中から、どちらか一つを選び、好みの柄のオリジナル作品を作った。近くで保育士らが子どもを遊ばせる環境で会話を弾ませ、手作りの作業に没頭していた。
女性同士滑り楽しみ交流 白馬でスキーヤーズパーティー

 白馬村の女性スキーヤーでつくる全日本レディーススキークラブ(丸山美保子会長)白馬支部は16日、女性同士で楽しくスキーを滑るイベント「第22回レディーススキーヤーズパーティー」を白馬村の八方尾根スキー場で開いた。村内外の女性参加者や会員ら総勢約30人がオリンピックイヤーに五輪会場だったゲレンデを仲良く滑り、スキーの楽しさを再確認した。
 参加者たちは胸にワッペンを張り記念写真に納まった後、グループに分かれてゲレンデに繰り出し、スキーを楽しんだ。昼には、うさぎ平テラスで共に昼食をとって交流を深めた。
授業体験新生活に期待 池田 高瀬中で入学説明会

 池田町の高瀬中学校(秋山昇校長)で14日、来年度の新入生78人を対象にした入学説明会が開かれた。池田小・会染小の6年生が出席し、体験授業や学校紹介などを通して、新生活へのイメージを膨らませた。
 体験授業では、国語、社会、数学、英語のクラスに分かれて、各教科担任の授業を体験した。トランプを使った足し算引き算のゲームやアルファベットの発音クイズなど、趣向を凝らした内容に、子どもたちは興味津々な様子だった。
昔の習わし「三九郎」に願い 松川のちひろ公園 祭りに親子連れ100人

 松川村安曇野ちひろ公園は13日、小正月の伝統行事「三九郎祭り」を開いた。村内外から、サポート隊を含め親子連れなど約100人が参加。昔の習わしに従って伝統行事に親しみ、無病息災や五穀豊穣を願った。体験交流館で繭玉作りが行われた。抹茶やココア、クチナシなどで優しく色づけされた米粉を使い、野菜や果物、花、動物などの思い思いの形を作り、柳の枝に飾り付けた。
 今年の年男と年女が、園内の道祖神から火種をもらい、アカマツやタケで組んだ8bほどのやぐらに点火した。火柱と煙が勢いよく舞い上がり、バチッという爆音とともに、迫力満点の光景が広がった。
おおまぴょんへ年賀状560通 大町市 過去最多 PR奏功

 大町市キャラクター・おおまぴょんに年賀状を送る企画「おおまぴょんに年賀状を送ってね2020」のプレゼント抽選会が16日、市役所で行われた。昨年のゆるキャラグランプリでご当地部門11位を記録するなど注目を集めたおおまぴょん。全国、国外などから過去最多の560通が届いた。
 平成28年から行っている企画。今年は、市内87通、県外314通、海外はブラジルや台湾、タイなどから4通で、昨年より182通多かった。
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