2020年1月19日(日)付

来園者雪遊び歓声 国営公園大町松川 そりゲレンデお目見え

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で18日、雪国ならではのイベント「冬の公園で遊ぼう」が始まった。全国的な雪不足の中、そり専用の特設ゲレンデが園内に登場。家族連れなど来園者が雪遊びを楽しんでいる。
 公園ではイベント開始に間に合わそうと、園内の雪をかき集め長さ約30b、幅約10bのゲレンデをアルプス広場の傾斜に整備。小さな子どもたちがそりに乗って滑り降り、スピード感あふれる遊びに歓声を上げていた。
トップライダー白馬に集結 フリーライド最高峰FWT開幕

 バックカントリースキー・スノーボードの世界大会「フリーライド」のワールドツアー初戦を飾る「FWTHakubaJapan2020」が白馬村で開幕した。17日、八方アルプス広場でオープニングセレモニーが開かれ、選手たちが出場をアピールした。自然のままの山の斜面を滑り降りる難易度や技術を競う最先端のスポーツで、FWTは世界5カ国を転戦する最高峰のワールドツアー。日本人4人を含む約50人の世界トップライダーが集結する。
 オープニングの会場では選手たちがサイン会を行い、訪れたファンと交流した。セレモニーでは翌日にお披露目される新酒の「白馬八方黒菱」の鏡割りで開幕を祝い、アトラクションで降雪を願う桜月流の剱舞も披露され、来場した外国人は日本文化に喝采を送った。
スマホかざせば昔の池田 商工会 まちなかにQRコード

 まちなかに設置されたQRコードにスマートフォンをかざせば、昔の街並みや住民生活などが、動画や写真でよみがえる。池田町商工会が地域の歴史や文化を後世に残そうと始めた取り組みだ。
 町商工会は、かつて製糸業で栄え「商都」と呼ばれた池田の記録を保全しようと、家庭に眠る8_フィルムや写真を募集。明治から昭和の時代を映した数十点が集まった。誰もがアクセスできるよう情報をデジタル化し、撮影場所にQRコードを設置。過去と現在を見比べられるようにした。
 QRコードは町総合福祉センター前の看板とまちなかの街路灯の計3カ所に設置。町商工会は2月末までに十数カ所に拡大したい考えだ。
新春にシャンソン響く 松川 杉田さん情熱のステージ

 松川村公民館は13日、歌手・舞台俳優の杉田あきひろ(光央)さんの「Chante Le Monde Concert 2020〜杉田あきひろ信州新春シャンソンショー〜」をすずの音ホールで開いた。「シャント・レ・モンド(世界を歌う)」をテーマに、情熱的な歌声をホールいっぱいに響かせた。
 杉田さんがシャンソンの名曲と絡めて編曲した人気アイドルのヒット曲、反戦歌など、国やジャンルを超えた14曲を披露。曲や歌手の紹介、自身のエピソードなどを交えながら、渾身のステージを繰り広げた。
鉄道おもちゃに親子歓声 大町の「がった工房」穂高で人気の催し

 プラレール、Nゲージ、ミニカーなど、子どもたちが大好きな鉄道・自動車のおもちゃと模型が大集合。レールをつなげて自由に遊べる広間に、親子の笑い声が響く。
 安曇野市穂高の大王わさび農場・多目的ホールで、安曇野がった工房(大町市社・角田剛代表)による「第17回電車&車おもちゃ&模型チャリティフェア」が始まった。穏やかな天候に恵まれた13日は、多くの親子連れでにぎわった。
 呼びものは県内のJRと、松本電鉄、上田電鉄などの私鉄車両が走る大型ジオラマ。東京の愛好家による労作で、大人たちも見入り、続々と記念撮影。
 恒例のリサイクルプラレール・ミニカーチャリティー販売は、売り上げをユニセフ協会に募金する。
雪景色彩る火柱に歓声 白馬 飯田地区でどんど焼き

 白馬村の飯田地区で13日、どんど焼きが行われた。地域住民やスキーで訪れた外国人観光客らが多数参加。待望の雪が降りしきる、白馬らしい雪景色の中で、同村で最も古い歴史や伝統にのっとって、昔ながらの風習を数多く取り入れた、巨大おんべの火柱に歓声を上げながらご利益を願った。
 一つ一つに由来がある昔ながらのどんど焼きに、外国人観光客らも興味津々。雪が降りしきる中で、大きな炎が立ち上る迫力のあるどんど焼きに大興奮していた。配られた御幣も大切そうに持ち帰っていた。
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