2020年1月21日(火)付

「清音の滝」いまだ凍らず 大北地域 3月並みの暖かな大寒

 「雪も全く見えないし暖かい。冬って感じがしないね」。JR信濃大町駅前を歩いていた80代の男性はつぶやいた。1月20日は二十四節気のひとつ「大寒」。一年で最も寒さが厳しい時期とされるが、暖冬の今年は全国的に気温が高く、大北地域では3月並みと暦とは裏腹に暖かな日差し。多くの降雪が見込める時期だが、スキー場や北アルプスの山々、市街地にも雪は少なく、冬らしからぬ光景が広がっている。
「おりがらみ」で味わい極上 白馬八方 新酒「黒菱」解禁祝う

 白馬村の樅の木ホテルで18日、白馬八方のオリジナルブランド酒「白馬八方黒菱」の解禁を祝う「白馬八方日本酒造りプロジェクトSAKENouveauを祝う会」が開かれた。米作りから携わってきた都市圏からの白馬ファンや外国人観光客、地元関係者ら50人余りが、新酒の出来栄えを確認しながら和やかに交流を深めた。3年目の今年は、味わいのバージョンアップをはかろうと「おりがらみ」の製法で醸した酒がお披露目された。おりがらみは、もろみを搾った直後にできるにごりの成分「おり」を混ぜて絡めて造った生酒。うっすらと白く濁りがあり、微炭酸を含む爽やかな口当たりが特徴の極上の味わいに仕上がった。
地域防災への決意新た 池田で出初式 表彰も

 池田町消防団(大出高志団長)と松川村消防団(青山豊団長)は19日、出初式を町交流センターかえでと村すずの音ホールでそれぞれ開いた。消防団や北アルプス広域南部消防署、自主防災会などの参加者が無火災や無災害を願い、防災への決意を新たにした。池田町では、昨年のかえで完成後初めての出初となり、約330人が施設前の道路で分列行進を行った。沿道から住民たちが見守る中、幼年消防隊の町内園児たちが拍子木を打ちながら、「火の用心みんなで守ろう池田町」と声を上げた。
地域防災への決意新た 松川で出初式 表彰も

 松川村では、地域防災の向上に貢献した事業所への感謝状贈呈や消防団活動で功績があった団員への表彰などが行われた。約470人が施設前で分列行進を行い、沿道に詰めかけた住民に団結力を披露した。
個性あふれるまゆ玉@驍ネり 白馬・小谷の保育園 小正月行事

 小正月の風習にちなみ、白馬村と小谷村の保育園で15日、「ものづくり」行事が行われた。全園児が小正月に飾られるまゆ玉づくりを体験し、昔ながらの伝統行事に親しんだ。このうち、しろうま保育園では、保育士が米の粉をピンクや緑、黄色などに着色したまゆ玉の生地を作り、ミズキの枝にさす、昔ながらの作り方と伝統を伝えた。園児はそれぞれの教室で想像力を働かせながら、楽しく作業に取り組んだ。

芸術祭見据えのれん新調 中央通り商店街 空き店舗に掲げ大町PR

 大町市と大町商工会議所、観光団体などでつくる大町まちづくり協議会(佐藤悟会長)は、中央通り商店街の空き店舗シャッター前に飾るのれんを新調した。今年5月から市内で開催される第2回北アルプス国際芸術祭を見据え、芸術祭来訪者の商店街誘客などにつなげる考えだ。
トップページ 1月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.