2020年2月16日(日)付

「本にまつわる」語り合い 絵本作家・青島左門さん 書店社長・塩原義夫さん大町図書館で対談

 市立大町図書館で15日、本の講座特別対談「本と本屋にまつわるいい話」が行われた。市内で開催される北アルプス国際芸術祭にも参加する美術家で絵本作家の青島左門さん(39)=浜松市出身、社館之内在住=と、塩原書店社長の塩原義夫さん(77)=九日町=が、作り手と売り手の視点から本の持つ効果や図書館の在り方などについて語り合った。
 青島さんは「図書館が幅広い世代のよりどころとなることで、生きた情報や知恵が世代を超えて伝わっていく」と求められる図書館像を語った。塩原さんは「作る人、売る人、買う人がそろって本は成り立つ。そこに長年、携わってきた。本を通じた人との出会いは財産」と60年近くに及ぶ本屋人生≠ノ胸を張った。
リフトで休憩ビール楽しむ 白馬さのさかスキー場 スタッフ手作り バー完成

 白馬村の白馬さのさかスキー場に今シーズン、スキーのチェアリフトなどをリサイクルしたスタッフ手作りの「チェアリフトバー」がお目見えした。スキーをしなくても、スキー場の中で交流を広げる居心地の良い空間として人気を集めている。
 「あるものを有効に使って楽しい居場所を作ろう」と、シーズン前から取り組み始めた。屋根付きの半屋外の開放感あるスペースには、中央に薪まきストーブが置かれ、訪れる人を温かく迎えてくれる。
 存在感のあるチェアリフトはスキー客らが気軽に立ち寄れるよう、入り口付近に設置した。「座り心地も良く、周辺の景観にもマッチしている」と好評だ。
歩いてプレー サッカー体験 松本山雅FC協力 池田で健康増進運動教室

 池田町は14日夜、ホームチームのサッカー松本山雅FCと協力した「健康増進運動教室」を町総合体育館で開いた。参加者14人が元選手らと交流しながら、歩きながらプレーする「ウオーキングサッカー」を体験した。
 体の接触や走ることが禁止され、原則としてボールを転がしてパスやシュートをするルール。年齢や性別、サッカー経験の有無を問わず誰もが参加できるのが特徴だ。
 参加者は山雅の指導者にルールを学び、元選手の片山真人さんを交えてプレー。パスをつないでゴールを決めるとハイタッチで喜びを分かち合った。中には白熱した試合に思わず走ってボールを追いかける姿もあった。
和気あいあい婦人部交流 池田町四丁目 アロマストーン作り講習

 池田町四丁目婦人部(荒井美香部長)は8日、アロマストーン作り講習会を四丁目ふれあいセンターで開いた。安曇野市でリラクゼーションスタジオ「ラ・プティ」を主宰する藤原典枝さんを講師に、世界にひとつのアロマストーン作りを楽しんだ。
 部員ら12人が参加した。アロマの香りが漂う空間で、お互いに作品を見比べながら、和気あいあいと作業した。
 婦人部では行事食作りや健康体操、物作りなどを通して、交流を深めている。
新手の預貯金詐欺に注意 大北防犯協 松川の銀行で啓発

 大北防犯協会連合会は年金支給日を控えた14日、特殊詐欺の被害防止を目指し啓発活動を松川村の八十二銀行あづみ松川支店で行った。新たな手口として、警察官などを名乗りカードをだまし取る「預貯金詐欺」への注意を呼び掛けた。
 大町署によると預貯金詐欺は、犯人が被害者に「カードが不正利用されている」などと電話をかけ、直接自宅を訪れカードと暗証番号をだまし取り、現金をおろす手口。管内で今年発生した特殊詐欺の被害は2月13日現在で、1件250万円。大町市内の高齢女性が被害に遭う預貯金詐欺だった。
早春彩るマンサクの黄 大町 八坂宮の尾で開花

 大町市八坂宮の尾で、地域では珍しいマンサクの花が咲き始めた。近くに住む勝野一由さんが約40年前に植えたもので、「マンサクは万年豊作とも言われるが『まず咲く』からマンサクと言われていると思っている。今年もまず咲いてくれた」と、早春に咲く黄色い花を眺めた。
 「見に来る人もいるし、生け花に使うからと持っていく人もいる」と勝野さん。木の横には2年前に植えた赤マンサクがすくすくと成長している。
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