2020年2月19日(水)付

平林氏村政初の5選 松川村長選4期連続無投票

 任期満了に伴う松川村長選挙は18日、告示された。現職の平林明人氏(77)=無所属・4期・緑町=以外に立候補の届け出がなく、無投票で5選が決まった。村長選の無投票は4期連続。村によると、5期当選は村政始まって以来、過去最多となる。
 平林氏は、子ども未来センター「かがやき」の建設や台湾鹿港鎮との友好都市提携など4期16年の実績を踏まえ、「総仕上げ」として5期目に挑戦した。村内の旧総合レジャーランド「ハロー安曇野」の後利用や、移住・定住による人口減少対策などを政策に掲げ、「松川が存続できるよう4年間努力したい」と抱負を話した。
イベント多彩に半世紀祝う 白馬五竜節目の開業50周年

 今シーズン、開業50周年を迎えた白馬村のスキー場・エイブル白馬五竜は15日、50周年記念イベントを開いた。2つの大きな雪崩事故をはじめ激動の時代を乗り越え、スキーヤーや夏の観光客を迎えてきたスキー場が、半世紀の節目を祝った。
 同スキー場は1970年開業。1973年には東洋初のゴンドラリフト「テレキャビン」を架け、麓から山頂まで2013bを8分で結んだ。1990年には大規模なスキーセンター「エスカルプラザ」を建設。レストランや売店、レンタル、仮眠、入浴、温水プールなどの施設が備わり、「寄港地」として訪れる観光客を受け入れた。2000年にはアルプス平に高山植物を植栽。白馬五竜高山植物園として、通年観光へ事業を広げつつ、絶滅危惧種を保護する拠点として環境問題へも取り組んできた。
 駒谷嘉宏会長は「長い歴史の中で雪崩などいろいろなことがあったが、私たちは、地元の皆さんとともに環境保全への取り組みやスキー場開発などを行ってきた。近年はインバウンド観光客など客層も変わってきたが、常におもてなしの心を忘れずに皆さんに喜んでもらえる施設にしていきたい」と話した。
生原酒雪の中でまろやかに 道の駅おたり「雨飾山」埋設作業

 小谷村の道の駅おたりは14日、日本酒を雪の中に埋めて熟成させる特産の純米吟醸無濾過生原酒「雨飾山」の埋設作業を実施した。豪雪地の小谷村でも今年は雪不足のため、雪の確保が心配されたが、村役場の除雪作業担当者の全面協力で、例年通りの量を集めることができた。日本百名山の雨飾山の麓の里山に、搾りたての生原酒をしっかりと封じ込め、雪の力による特別な味わいに期待を寄せている。
 密封された環境で醸すことで、酒はまろやかな風味に熟成されるという。掘り出し作業は雪の状況を見ながら3月末から4月上旬ごろを予定している。
親子触れ合い体動かす 池田町公民館ポレポレ塾

 池田町公民館は14日、未就園児と保護者を対象にした家庭教育学級「ポレポレ塾」を町交流センターかえでで開いた。「寒いのへっちゃら!」と題し、親子で触れ合いながら目いっぱい体を動かした。
 年間を通して行っているダンスや体操をした。バスタオルやビーズクッションを使った運動や触れ合い遊び、手作りのマラカスを使ったリズムなどを楽しんだ。紙芝居と合わせたスタッフ手作りの人形劇も行われた。
住民集いゲームで交流 大町市常盤 マージャン、ポン抜き囲碁大会

 大町市常盤公民館で16日、恒例のマージャン、ポン抜き囲碁大会が開かれた。幅広い世代の市民が参加し、親睦を深めた。 マージャン大会にはシニア世代を中心に32人が出場。「(お金を)賭けない、(たばこを)吸わない、(酒を)飲まない、悪口を言わない(怒らない)」をルールとした健康マージャンを実践。各卓からは笑い声が聞こえていた。
 ポン抜きは、囲碁ルールを学ぶミニゲームで、園児が参加した。
ピアノ駅伝 演奏つなぐ 松川 スタインウェイコンサート

 松川村公民館は9日、ピアノリレーでたすきをつなぐ「STEINWAY(スタインウェイ)ピアノ駅伝コンサート」をすずの音ホールで開いた。村内外から34組42人が参加し、グランドピアノに親しみながら、34区約2時間半の演奏をたすきでつないだ。
 6歳から79歳までのピアノ愛好家らが、ソロや連弾、グループで発表した。尺八やオカリナ、バイオリン、サックスなどとのアンサンブルもあり、バラエティーに富んだ演奏を披露した。
トップページ 2月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.