2020年3月3日(火)付

春告げフクジュソウ満開 大町市美麻新行

 大町市美麻新行高原の「新行福寿草園」で、フクジュソウが満開を迎えている。黄色いかれんな花が咲き乱れ、里山に春を告げている。今年の開花は2月中旬とみられ、昨年に比べて1、2週間ほど早い。2日には、ほぼ満開といった様相で、南斜面の土手やその周辺一帯一面に咲き乱れていた。、今年は小雪だったためにほとんど雪が残っておらず、一斉に咲いた。
厳戒下68人晴れの卒業 白馬高 後輩や保護者は不参加

 白馬村の白馬高校(臼井彰一校長)で2日、第69回卒業式が開かれた。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、参加者も卒業生と職員だけにとどめての縮小実施。見守る後輩や保護者、来賓の姿がない中でも、卒業生は門出に堂々と胸を張った。卒業したのは普通科35人、国際観光科33人の68人。式では、マスク姿の卒業生が職員の拍手の中入場。卒業生の名前が一人一人読み上げられ、クラスの代表者が臼井校長から卒業証書を受け取った。
わらじ、草履作り守り継ぐ小谷・つなぐ会 名人招き講習会

 小谷村土谷地区の有志でつくる「つなぐ会」はこのほど、中通公民館で恒例の「わらじ・わら草履作り講習会」を開いた。地元の名人の丸山陸栄さんから丁寧に作り方を教わり、昔ながらの農村の生活文化の価値を再確認した。はさがけの米作りを行っている農家のわらを使って、それぞれの作品作りを始めた。参加者も常連が多く、要所要所で的確なアドバイスを受けながら、少しでも技術を身に付けようと、真剣な表情で取り組んでいた。
育てた大豆でみそづくり 松川小3年生 来秋の完成楽しみに

 松川村の松川小学校3年生74人は2月27日、児童らが栽培に関わった大豆「すずほまれ」を使ったみそづくりを行った。村農業委員会・村営農支援センター主宰の安曇野まつかわ農業小学校の食育活動の一環で、和気あいあいとみそづくりを楽しんだ。煮た大豆をすり鉢とすりこぎを使って、細かくなるまで根気よくつぶした。米こうじと塩と一緒に素手でよく混ぜ合わせ、丸めてたるの中に次々と投げ入れた。総合的な学習の一環で、児童らは大豆の種まきから収穫、選別までを体験。きな粉も作り、村の加工施設で行われたみそ用のこうじづくりも見学した。
世界の山駆ける魅力語る 大町出身山岳ランナー世界王者・上田瑠偉さん 地元トークショーファンと交流

 世界の山岳地帯を走るスカイランニングの「スカイランナーワールドシリーズ」でアジア人初の総合優勝を果たした山岳ランナーの上田瑠偉さん(26)=大町市仁科台中学校出身=のトークショーが2月26日夜、八日町の. 「BASEOMACHI(ドットベース大町)」で開かれた。山岳レースを始めたきっかけや魅力など、世界の山を駆ける上田さんが「山を走る楽しさ」を伝えた。質問コーナーやサイン会、記念撮影もあり、多くのファンが上田さんと交流。「頑張ってください」と、大町から世界に挑戦する上田さんに声援を送った。
外出自粛 市街地閑散と 大町 感染防止も経済影響懸念

 新型コロナウイルスの感染者が県内で確認されてから初めての日曜日。大町市の中心市街地は1日、人影がまばらだった。県教育委員会が子どもたちの外出自粛を通達するなど感染防止策が広がる中、地域経済にも影響が出てきそうだ。。JR信濃大町駅周辺の飲食店の従業員は「いつもは昼時ともなれば混雑するが、今日は人が少ない。部活の生徒たちの姿も見えない」と話した。
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